まず最初に断っておくが、私は政治的に誰が好きとか嫌いとか、応援するとかしないとか、その種の気持ちは全くない。ただ時々、メディアとかマスコミの報道や批判に首をかしげることがある。アメリカの大統領トランプ氏夫妻と、フランスの大統領マクロン氏夫妻がエッフェル塔内のレストランで会食した。元々トランプ氏は実業家だけに、会食しながら相手との関係を見極めていくのが好きである。そういう点ではフランスの大統領も元々実業家であり、温和な風貌で個人的関係を嫌うようには見えない。さて、二人の大統領は夫人を同伴しているが、その婦人たちは、或る意味で対照的だった。一方はずっと年上であり、また一方はずっと年下である。ただ共通しているのは、両方とも元々“政治家の妻”になろうとした人たちではない。公式の場に慣れているのはアメリカ大統領メラニア夫人の方で、元々がモデルということもあって、どこへ行っても堂々としている。公式の場に慣れていないフランス大統領ブリジット夫人の方は、ちょっと緊張気味で、自分がどの位置に立てばよいか、誰と並べばよいか、常に気にしているように見える。そういう中で、トランプ大統領はブリジット夫人に対して「素晴らしいスタイルだ、美しい」と褒め称えた。これは多分、やや緊張気味のブリジット夫人に対して、多少、緊張を和らげて上げようという意味もあり発したトランプ氏なりの“やさしさ”だったのではないか、という気が私にはする。ところが欧米のメディアは、この発言を一斉に取り上げ「セクハラまがいの発言だ」と批判した。そうだろうか。トランプ氏はメラニア夫人よりもはるかに年長なブリジット夫人に対して気遣う意味もあって「顔」ではなくて「身体」のラインを褒め称えた。解かりやすく言えば「顔は年齢を隠せないけど、プロポーションはとても若々しく、素晴らしい美しさです」と言いたかったのだ。もちろん、欧米のメディアは、それを承知の上で、それこそまさに「セクハラ」そのものと批判する。では、何と言えば良いのか。彼は日本の首相昭恵夫人に対しては「素晴らしいスタイルだ」とは言っていない。もし昭恵夫人との会食の時、そのように述べていたのなら“セクハラ発言”も解からないではない。しかし、彼は“そのような噓”はつかなかった。近年、メディアは“自由で率直な発言”を叩き過ぎる。トランプ氏の発言には、確かに“セクハラ”や“パワハラ”もある。けれども何もかも、そういう風に追い詰めるのでは「自由な国」が泣く。
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