カナダのバンクーバーに語学留学をしていた古川夏好さんが遺体で発見された。この事件が報道されてすぐ、私は「この一言で救われる」の方で、遺体で発見される可能性が強いこと、男性が絡んでいる可能性が強いことなどを指摘した。もっとも、発見場所は“水辺付近”と見たので、その点は違っていた。ここでは、その占い結果についてはどうでもよい。問題は、彼女が昔から“留学”や“海外生活”を夢見ていて、その長年の希望が叶っての“3か月の短期留学”だった期間を過ぎ、“1年半のワーキングホリディー”に変更しようとしていた矢先の出来事だったという点だ。つまり、彼女は当初の目的を果たし、そのまま帰国すれば事件に巻き込まれることなく戻れたのに…という点である。彼女は「人懐っこく明るい性格」だと誰もが評している。ここが危険なのだ。日本人で“人懐っこい女性”は、世界各地の“犯罪者たち”にとって、もっとも“狙いやすいタイプ”となってしまう。残念ながら、日本人は“警戒心の乏しい土壌”で育っている。周囲にも、悪いことをする人間が少ない地域で“開放的に育っている”と、どうしても疑うことを知らずに人と接してしまうのだ。「語学留学」や「ワーキングホリディー」は、その何となくのイメージにあこがれて、よく調べもせずに決行してしまう人が多い。彼女の場合でも、初めてなのに「シェアハウス」を選んでいる。ここに、彼女の“警戒心の乏しさ”が感じられる。海外でのシェアハウスは、もう少し経験を積んでからでないと、危険がいっぱいなのだ。実践的な英語を身に着けようとしていたのかもしれないが、基礎さえ身につけば、今なら日本に帰ってからでも勉強の方法はいろいろとあるはずだ。焦りすぎが、警戒心を完全に失わせてしまっていた。ホームレスだという犯人が“牙を剥き始めたとき”気付かず、会話することに夢中になっていた様子が窺われる映像は、あまりにも悲しい。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む