人は時々「予期せぬ出来事」に見舞われるものです。その多くは何の前触れもなく不意にやってきて、“平和な日常”を根こそぎ奪ってしまうような状況を作り出すものです。人は、そういうとき「なぜ自分が…」とうろたえ「どうすればよいのか」と煩悶するものです。もし、世の中に「神」とか「仏」とか眼には見えない“崇高な存在”があるのなら、まるで“選ばれし者”のような試練が与えられているその時期は、神・仏からのメッセージがもっとも届けられやすい時と言えます。日頃、それほど信仰心が強くない者でも、予期せぬ出来事で平和な日常が乱され、苦悩や煩悶を繰り返しているときには“崇高な存在”からのメッセージを受け入れやすい状態にあります。もちろん神・仏は、直接“姿”を現して本人に言葉など伝えません。あくまでも誰かの姿を借りて、時には自分自身の“頭の片隅”で、さりげない形で暗示的にメッセージを届けるだけです。だから、ほとんどの人は、それが“神・仏からのメッセージである”とは気付かないのです。それで良いのです。あくまで「運命」としての経緯を見守っていて、本人がどうすることもできなくなった時そっと陰から“手を貸す”のが、その役割だからです。果たすべき“使命が大きい”人ほど、“試練もまた大きい”ものです。けれども「予期せぬ出来事」としてやってきた“試練”は、底なし沼のような状態の中でも、神・仏を呪うとか、運命を呪うとか、救われることを放棄してしまうとか、後ろ向きにならず、あきらめることなく最後の最後まで努力を続けていれば、必ず“救い”が用意されているものです。ちょっとだけ“神・仏はイジワル”なので、すぐに助けになど来てくれないのです。けれども、人はそういう体験を経て、人間として“一回り”も“二回り”も大きくなって、現世における“魂の解脱”をしていくことができるのです。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む