昨日、香港の“民主活動家”周庭氏に対して「禁固10カ月」の判決が下った。無許可のデモを“扇動した3人”の1人としての刑罰だが、彼女はこれによってもはや「政治」や「思想」というものと“無縁”な人生を歩むことは出来なくなった。人には、それぞれ、その人生における「大きな岐路」ともいうべき時期がある。彼女の場合、二年前なら、まだ“別な人生”に転換することは可能だった。けれども、もう、後戻りできない。彼女は、好むと好まざるとに関わらず“この道”を突き進むしかないのだ。人の人生というのは、最終的には、本人が決断するもので、運命の女神は何度かさまざまな出来事によって“選択の機会”を与える。奇妙なもので、どんな運命でも、それが“特異な場合”には、必ず“選択の機会”は与えられる。それを本人が拒否するか、そのまま進んでいくか、それによって「道」は決まってくる。したがって、彼女の場合なども「雨傘運動」と呼ばれた時期には、象徴的にマスコミで取り上げられて、まだ「人生の道」は確定していなかった。けれども、もう選択の余地はないのだ。今後の長い人生を、彼女は「民主化のシンボル」として生きていかなければならない。日本でも、かつて岡田嘉子氏という女優が、杉本良吉氏という演出家と“国境越え”を行って、ソ連(現ロシア)に逮捕され、その後の人生を大きく変えられた。今から80年も前のことである。それまで日本のトップ女優だった岡田嘉子氏だったが、逮捕されて後は“思想犯”として不遇な人生を歩んだ。最初から政治とか思想の世界を目指す人は別だが、そうでなければ“政治世界”や“思想・宗教の世界”にはかかわらない方が平穏な人生が送れる。ところで、私が「香港が廃墟になっていく」と最初に予感し、それをブログ上で記したのは、まだ日本のマスコミが「香港の民主化デモ」を、大きな出来事として扱っていない頃だった。私は、いつもそうだが、多くの人達がそれを感じて、それに意識を向けるような頃には、もはや“そのこと”は遠くに行っていて、私の中では「過去のこと」になっている。だから、私がこういう風に“後追い”で書くのは珍しいのだが、それは実際に何十年か先の香港が「香港ではなくなっている」ことを予感するからだ。つまり、完全に「大昔は繁栄の拠点だった街」として、紹介されるような時代がやってくるのに違いない。周庭氏は、それを知らない。
わたし自身も人のことを言える年齢ではないのだが、ふと彼女のプロフィールに記された年齢に眼が止まった。もう松居一代氏も“68歳”だったのだ。現在、アメリカで単身で暮らしているらしい。 続きを読む
今年の株主総会が何事もなく終わって、一応のケリが付いたかのように視えていたフジテレビ(厳密にはフジ・メディア・ホールディングス株式会社)だが、どうも、そうでもないらしい。その後も、 続きを読む
ここ数日、日本国内でも各地で猛暑や酷暑の状態が続いているが、その少し前から欧州においても熱波の状態は続いていて、各地でじわじわと“その被害”が拡大している。欧州の12都市、すなわち 続きを読む
昨日、外国人に関する“人権”や“難民”問題を扱っている主要な8団体が結束して、選挙に関連して拡散している「外国人が優遇されている」という噂は「まったく根拠のないデマであり誤解である 続きを読む
現在、ダライ・ラマ率いるチベット仏教はインド北西部ダラムサラに拠点を置いている。最近、ベトナムに派遣されていた高層の1人が現地警察と中国諜報員とによって拘束され、その3日後に“不可 続きを読む
人にはときどき“自分の人生”において、妙に“交錯する相手”というものがある。どうしても“避けては通れない相手”とでも言おうか。今から19年前、早稲田実業高校のエースだった斎藤佑樹投 続きを読む
30年ぶりに再ブレークしつつある女優……という形で取り上げられていたのが安達祐実氏だ。確かに30年前、子供ながら「同情するなら金をくれ‼」というセリフは俄然ブームを巻き起こし「流行 続きを読む
いま注目の参政党の党首・神谷宗幣氏が7月3日の街頭演説において「高齢の女性は子供が産めない」と発言したことに対して、一部の有名人たちが激しく嚙みついている。その代表は元宝塚女優の毬 続きを読む
なにやら物騒な予言が“独り歩きをしている”ようだ。漫画家のたつき諒氏による「2025年7月5日に大災害が起こる」という予言だ。都市伝説として、たつき諒氏には過去の東日本大震災の予言 続きを読む
熊本県天草市の本渡郵便局の配達員が、今年4月、配達すべき郵便物500個を“ごみ集積場”に破棄していて、それを集積場の近隣住民が気付き、郵便局に知らせて事件が発覚、問題の配達員が解雇 続きを読む