通常、ブーツというのは「一足」「二足」と数えるのではなかったか。なのに、その靴は「1号2号」の“呼び名”を使った。その正式名は「ロンドンブーツ1号2号」。そして今、その「1号」「2号」は、それぞれ別の道を歩み始めようとしている。もちろんまだ正式に退社が決まったわけではない。何んとも、中途半端な状態のまま“謝罪会見”後も謹慎状態が継続しているのが田村亮氏である。その彼が都内の介護付き高級老人ホームで秘かに「介護福祉士」の勉強を始めているらしい。これまで相方の田村淳氏の方ばかりが注目されてきただけに、今回の騒動は、特に謝罪会見は田村亮氏の“存在感”を浮き立たせた。そんな亮氏だが、私は以前から気になっていることがある。彼は実にクッキリとした法令線の持ち主である。こういう人は自分の職務に忠実である。そして必ず自分の職務(責務)を全うしようとする。彼は多分、人一倍、今回のことで自分が「芸人には向いていない」と実感したことであろう。そして誰よりも、自分自身の「嘘」に傷つき、惨めな想いを味わったに違いない。そして、その贖罪を「生涯をかけ果たしていこう」と誓ったに違いない。その想いが「介護福祉士」の勉強につながったのだと思われる。それがボランティア的なものに終わるか、職業化されるかはわからない。けれども、もし本格化していけば、きっと後々「あの失敗があったから今がある」と胸を張れる人生となるのに違いない。人はさまざまなことがきっかけで“新たなる居場所”を発見するからだ。特に福祉関係の仕事の場合、その過去に“贖罪の意識”を抱えている人の方が奉仕的に働き続ける傾向がみられる。仮に、それがボランティアで終わったとしても、彼には得るものが大きいような気がする。元々「ロンドンブーツ」はコンビでの仕事は少ないし、亮氏自身の存在感が乏しい。そういう意味では、その“存在感”を謝罪会見で示せたのは良かった。そして、もし将来「介護福祉士」としてTV番組に出ることがあれば、きっと活き活きと輝いているに違いない。そして、相方の淳氏の方だが「れいわ新選組」から衆議院選挙に打って出るという“噂”がある。元々“野心”旺盛な淳氏は「政治家を目指す」気持ちが強いに違いない。性格的にも“正反対”だった二人の「ブーツ」は、それぞれに“新たな道”を歩み始める。
人は変る。だれでも変わる。だから、そう驚くことでもないのかもしれないが、あの「ローラ」が出生名である「佐藤えり」に戻って、彼女のルーツである新潟で「農業に従事する」ことを宣言した。 続きを読む
ときどき欧米人の思考というか、発想というか、そういうものに戸惑うことがある。たとえば英国では2026年にもロボットが人間よりも賢くなっている可能性が論じられていて、英政府が「AI開 続きを読む
世の中には「一般社会」と「特殊な世界」の二通りある。そして人には、生まれつき「特殊な世界」に“向いている人”というのがいる。そういう人は黙っていても「特殊な世界」の方に引き寄せられ 続きを読む
昭和から平成そして令和に変って、なにが一番変化したかというと、老人から若者に教えていくこと、親から子供に伝えていくこと……そういう古来からの“循環システム”のようなものが失われ始め 続きを読む
「自分だけ…」というような想いで始めたことはだいたいが上手くいかない。トランプ大統領が始めた“関税ごっこ”は「米国ファースト」が、その根底にある。つまり、アメリカがいちばん良くなる 続きを読む
前フィリピン大統領ドゥテルテ氏がICC(国際刑事裁判所)から「人道に対する罪」により逮捕状が執行され、フィリピン警察が協力して身柄を拘束され、その本部があるオランダへと輸送された。 続きを読む
日本人は他国の人に比べて、未知の人に対しては、それほど親切とは言えないような気がする。特に“路上での出来事”に対しては、実際に何かが行われていても、それが事件性が強かったとしても、 続きを読む
アメリカの経済指数で「VIX=恐怖指数」と呼ばれるものがある。この数字は平常時は大体安定していて、それほど動くこともなく“10~14”くらいの数値を示している。そのくらいに有れば、 続きを読む
「川崎麻世の鬼嫁」というキャッチフレーズで世間に知られるカイヤ氏が、いまやパリコレで活躍するモデルとなっていた……という記事が出ていた。既に2年前、正式離婚が成立しているので、いま 続きを読む
人は年齢を重ねることで、当然のことながら徐々に変わっていく。だから、例えば昔は“面倒を見てくれていた親”が齢を取り、その結果、今はその親を自分の方が“面倒を見ている”としても、不思 続きを読む