人間には元々“偏見”の強い人と、少ない人とがいる。口では「平等」などと言いながらも、その言動を見ると、とても平等な見方を持っているとは思えない著名人も多い。昨日、私が感心したのは歌手きゃりーぱみゅぱみゅの“批判”への対応である。まず十代でデビューした彼女も、もう26歳になっていたことを改めて気付かされた。だから、大人としての発言をするのも当然なのだが、その対応は見事の一言に尽きる。彼女は12日SNS上で人生で初めて「ホストクラブ」に行ってきたことを“動画”と共に載せたのだ。それに対して、多くのファンから“批判”や“心配”の声が寄せられていた。それらに対して彼女は《私は銀座のクラブもキャバクラもガールズバーもホストクラブも2丁目スナックも偏見なくどこでも行くよ。どこの世界でも№1になるような人は魅力的だし、学べることがあって楽しいのだ》と返している。芸能人女性でも、ホストクラブにはまって大金を貢いでしまったり、自分を見失って軌道を外れていった人は多い。けれども、彼女がこのような意識の元で店を訪れている限り、心配無用というものだ。大体、世にいう“成功者”が崩れていく時は、男性は女性かギャンブルに溺れるケースが多く、女性は何かへの依存症かオトコに溺れていくケースが多い。もともと人間は弱いもので、ちょっとしたきっかけで“奈落の底”へと引き摺り込まれてしまう。まさか、あの人が…と思うような人が、思わぬ事件の主役として登場することもある。そうかと思うと、多少のスランプはあっても、いつまでも変わらぬ笑顔や若さを維持し続けて、王道を駆け抜けていく人もいる。それを定めるのは「運命」と思っている人が多いけれども、最終的には本人の意志と理性、もっとわかりやすく言えば「性格」なのだ。窮地に陥ることは誰でもある。長い人生には、誰でも「もうダメか」と思うようなときがある。或いは立て続けに不運としか言いようのない「凶事」が重なることもある。そういう時、どう人生を立て直すか、窮地の中で突破口を見出すかは、本人の性格に掛かっている。もちろん、私は運命家であるから、運命的な観点から“現状の分析”“吉兆の把握”“時期の選定”“方向性の指示”等を行うことは出来る。けれども最終的には、本人がどう感じ、どう決断し、どう動き出すかなのだ。その基は性格である。そういう点で、きゃりーぱみゅぱみゅの《偏見なくどこでも行くよ》《学べることがあって楽しい》という姿勢は、この人が決して“道を踏み外すことのない人生”を歩んでいくことを見事に表している。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む