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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


ちょっとした旅行でピンチのロシア人旅行者


ロシア人は東南アジアのビーチリゾートを好む。働くのには“暑すぎる地域”だが、のんびり日差しを浴びながら海を見て過ごすのには最高の“癒し”になるからだ。受け入れる方も歓迎してくれるタイやベトナムのリゾート地に、2週間とか1か月とか留まって休暇を過ごしていくロシア人は多い。ところが、自分たちが「のんびりとした観光旅行」を愉しんでいる間に、世界は大きく変わった。ロシアによるウクライナ侵攻によって、いま世界は“一発触発の危機”を迎えている。もちろん、旅立つ前の彼らには何の罪もない。そんなことが起こるとは知らなかったからだ。世界の何が変わったのかというと、飛行ルートに制限が掛かるようになったということ、ロシアの通貨が暴落してしまっていること、ロシア人に向けられる視線が冷たくなってしまっていること……もちろん、彼ら観光客には何の罪もない。さて、飛行ルートに制限が掛かるとどうなるのかというと、ロシアに帰れなくなる。無理に飛んだら、撃ち落される危険性が出て来たのだ。そこで、自国に変えるには、どこか、例えばアラブ地域のどこかの国に行って、そこからロシアを目指すなどのルートを探すしかない。とにかく“予定ルート”は無くなったのだ。もう一つ、お金の問題がある。ロシアの銀行発行のクレジットが使えなくなったのだ。つまり海外旅行に欠かせないVISAとかMastercardでの決済が出来ない。現金だってルーブルが急落してしまったので、ドル変換とかが難しいのだ。つまり、そこそこリッチだった人達がホテル代や食事代にもこと欠くような状況に陥っている。現在タイのリゾート地には、そういうロシア人たちが6500名もいる。リゾートで“癒し”は得られても、身動きが取れなくなってはどうしようもない。さて日本には、そういう人達は居るのだろうか。実は日本のリゾート地にはロシア人はあまり行かない。日本を好むのは若くて“日本文化”そのものに理解ある人達で、一般のリゾート客というのはほとんど来ないのだ。それでも、2017年にロシア人ビザが緩和となって、コロナ前までは若い人たちが大勢訪れるようになっていた。ところが、それも今回の「日本」からの制裁措置によって「ロシア」は“敵意”を露わにしているので、もう、若々しいロシア美女たちがたくさんやって来る…という幻想は途絶えた。欧米諸国ではもっとも訪日比率がアップしていただけに、日本在住の若いロシア人たちにとっても、日本の観光産業界にとっても打撃は大きいのだ。
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