昨日、メルカリが2019年7月~12月期の決算を発表した。売り上げは前年同期に対して38.7%増で過去最高329億円だが、最終赤字も過去最高の141億円と拡大していた。前年同期が44億円の赤字だったので、明らかに赤字幅が急拡大している。事業そのものは順調なのに、その宣伝費や新たな投資で損失を生じている。特に「メルペイ」への投資。アメリカ事業への投資が大きい。近年、こういった“事業形態”を行う新興企業が増えてきている。単純に考えると、せっかく事業そのものが順調なら、わざわざ新たな投資をして“赤字”を生み出す必要はないような気もするのだが、より大きな企業へ飛躍するために、あえて赤字覚悟で積極投資を続けていくのだ。その結果として実際に成功しているのが、アマゾンであり、ソフトバンクでもある。但し、それは予定道理いけば…という話で、実際には“より大きな企業”に飛躍できるかどうか、実際にはやって見なければ解からない。メルペイの場合、赤字決算が続いているので、最終的には株主たちがどこまで容認するか、という点に掛かっているような気もする。どんな企業でもそうだが、赤字企業は“応援してくれる人たち”がいなければ成り立たない。資金提供が必要だからだ。このまま赤字が拡大していって、ギブアップしてしまう可能性もある。逆に、投資事業が見事成功して、一気に“大黒字”に転換してしまうこともある。いったん、黒字化すると、こういう企業は強い。巨大企業へと、大きく飛躍する。それを願うから、株主や銀行も応援し続けるのだ。謂ってみれば、企業の方も、投資家の方も“賭けに出ている”と言えるかもしれない。元々事業には、堅実型の事業と、飛躍型の事業とがある。飛躍型の事業は、最初は“赤字覚悟”でスタートする場合が多い。予想通りに事業展開出来れば“大儲け”も期待できる。実際、若くして少人数で始めた企業で、あっという間に上場していく企業にはそういう企業が多い。けれども、その反対側には事業に失敗してはじき出されてしまった起業家たちも多い。どっちに転ぶのか、まだまだメリカリの場合は未知数に見える。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む