10月12日から都内で秘かに開催されているのが「創刊40周年・ムー展」である。1979年10月の創刊から正確に言うと来年で40周年になる。まあ1年前倒しでの“40周年記念イベント”らしい。創刊当時からの“興味深い展示物”が並べられているというが、正直、それほど“目新しいもの”はない。私のように、創刊当時から購入していた者にとっては「懐かしい」とは思うが、80年代の“勢い”は消えたというのが正直な感想だ。ただ、それ以外の“謎と神秘”を扱う雑誌が、ことごとく消えてしまった現在、或る意味で大変に貴重ではある。私は幼い頃から“謎と神秘”が大好きだった。まさに『ムー』のような雑誌を求め続けて幼少期を過ごした。一番最初は『UFOと宇宙』という雑誌が出て、当時のUFOブームに拍車が掛かった。次にUFOだけでなく、古代文明、超能力、心霊、占い、超科学を扱う『ムー』が“隔月刊誌”として登場した。そして同じような内容ながら、より魔術的色彩の強い『トワイライトゾーン』という雑誌が、その後を追った。さらに少女向け占い雑誌『マイバースディー』が出て、マニア向け占い雑誌『エルフィン』が出て、大人女性向け占い雑誌『ミスティ』も出た。この『ミスティ』という雑誌には嫌な思い出がある。実は、私はこの雑誌に三度寄稿した。その三度目の時、私は珍しい「亀谷式数字判断法」を寄稿した。この原稿は、事前の打ち合わせで、私から編集者に対し「この占いは“亀谷式”という判断方法です」と最初方告げて了解を取っていた。しかも、本来の原稿では大きく「亀谷式」の文字を入れてあった。ところが、編集者が「今回の原稿は波木先生の独創のところが多いと思いますので、亀谷式というのは外した方が良いと思うのですが、どうでしょう?」と言ってきた。そこで私はOKを出した。雑誌社がそういうのだから問題ないだろうと思ったのだ。ところが、この雑誌が発売されて間もなく、私に対して「亀谷式の判断方法を盗んだ」として、その占法の後継者たちから抗議が来た。別に盗んでなどいない。私はリード文の中にも最初「亀谷氏の占法」と書いておいた。それを編集者が勝手に削除しただけのことだ。ところが、その翌月、その雑誌には「波木星龍が勝手に借用した」と小さな謝罪文まで載ったのだ。冗談じゃない。勝手に消したのは編集部じゃないか。それと同時に、実際には7割以上が私の独創だった“数字判断法”も、どうこう言われるのはごめんなので、それ以降は実占でも使用していない。あれほど抗議してきた“亀谷式”の後継者たちは、その後どうなったのか、占い師として活躍している様子は全くない。
不思議なことというのが、世の中にはよくある。その一つに「運気の共通性」というものがある。もっとも、これは私だけが言っていることで、他の誰かが言っていた言葉ではない。けれども、敏感な 続きを読む
大変に興味深い映画の全国上映が決った。正直言って、この映画は興味深いが、あまり“おすすめ”は出来ない。まあ、今の時代に“何となく”鬱積したものを感じている人には“おすすめ”と言える 続きを読む
アフリカ中央部に位置する「コンゴ」という国は、われわれにとってはあまりなじみ深い国ではない。したがって、どうしても“遠い国の出来事”と考えがちだ。ただ昔、流行(⁉)したエイズなども 続きを読む
わたしは「運命」というものを扱う仕事をしている関係から、どうしても人生的に“波乱の多い人”や“人生遍歴の激しい人”に眼が行きがちなところがある。そういう点から言って、この人は“良い 続きを読む
韓国の尹大統領は3日、TV演説を行い「非常戒厳」を発動した。戦争の時などを想定している“大統領権限”だが、すべての政治活動が禁止され、メディアなども統制を受ける事態となる予定で、突 続きを読む
人の言葉には「幸運」を呼び込む力を持っている言葉と「悪運」を呼び込む力を持っている言葉とがある。特に、不運なことが重なって、落ち込みそうなとき、自らに“言い聞かせる”かのような前向 続きを読む
こういうことを書いて良いかどうか、ちょっと迷った。だが、彼の言うことをまともに受け止めてしまう方がおられるかもしれないので、書いておくことにした。経済評論家で、このところ矢継ぎ早に 続きを読む
東京都が開始した独身者向けマッチングアプリ「TOKYO縁結び」が好評のようだ。9月から利用開始となったのだが、既に1万2千人が利用しているという。「都」という信頼できる自治体が提供 続きを読む
「死を選択する」という権利は“ある”ようで“ない”とも言えるし“ない”ようで“ある”とも言える。このほど英国で「終末期成人法案」という名の“安楽死法案”が、賛成多数で可決された。国 続きを読む
お隣の国「韓国」は、さまざまな意味で“興味深い国”だが、大統領が変わるたび、その前の大統領が刑事事件で告発されるなど、われわれ日本人の感覚からすると“不透明な国”という印象が強い。 続きを読む