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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


なぜか新鮮に見えない⁉前原氏の「新党結成」


通常、政治家が“新党”を結成すれば、なんとなく一時的ではあっても“新鮮な雰囲気”が漂うものだ。ところが、今回の新党結成の記者会見は、そういう“新鮮さ”というものがまったく感じられなかった。一つには、前原氏が所属していた「国民民主党」からの“離党の仕方”がおかしかったからだ。というのは6日前に彼の地元である京都の新聞が、前原氏が離党して新党を結成する、とのスクープを報じたのだ。ところが、そのあとすぐ前原氏は“それ”を「誤報です」と批判したのだ。もしも、あの時、すんなりとそれを認めていれば、このように“しらけた記者会見”にはならなかったものと思われる。前原誠司氏も、もう61歳である。政治家として長い。だから多少、政治家としての“泥臭い部分”が出て来たとしても、それはそれで仕方がない。ところが、彼はまるで“クリーンな政治団体”でもあるかのように新党名を「教育無償を実現する会」とした。そして、支持率が落ちている岸田政権に加担するかのような「国民民主党」とは相容れないから離党したと強調した。けれども、これはおかしい。まず、支持率が“高い”とか“低い”とかで政治の良し悪しは計れない。これはメディア関係者でも時々間違っている人がいるが、支持率の高い低いと、政策の良し悪しは、全く別物である。大衆はマスコミの誘導に左右されやすい。マスコミが結集すれば、支持率などいくらでも変えられるのだ。菅政権が発足した時、マスコミはこぞって彼を持ち上げ、その結果そのスタート時は高支持率となった。けれども徐々に失態が目立つと、マスコミが総攻撃を加えて支持率は低迷していった。何よりも政治家に必要なのは信念と実行力だ。支持率に振り回されるような人物はろくな政治家にはなれない。前原氏には“信念”というものがないのか。辞めるなら、きちんと辞める会見を先に開いて、それから「新党」の会見をすべきだ。最初は自ら離党を否定し、正しい記事報道を批判し、その6日後に自らの言葉を覆すような政治家を「信用しろ」という方がどうかしている。さらに、まだ「新党」を結成したばかりで、何の実績もないのに、他の野党との共闘を模索している。自分で新党を立ち上げたなら、他の党と組むことなど考えず、まずは「自分の党はこうやっていく」ということを声高に主張すべきだ。最初から「どの党と一緒にやっていくか」など、自らの政治信念というものがまったく感じられない。新しい党は、ほんとうに“その党”で活躍したい人が創るものだ。
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