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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


もう一度「地球の歩き方」役立つ時が来る⁉


ダイヤモンド・ビッグ社という出版社が倒産した。この出版社名は知らなくても、この出版社が手掛けていた『地球の歩き方』という書名を知っている人は多いだろう。マニアックな旅行者にとっては“欠かせない旅行案内書”である。ところがコロナ禍となって、海外旅行が禁止となり、国内旅行も限定的となり、この本にとって致命的な状態が続いていた。最近になって、ようやく元に戻りつつあるが“先取り型”の本であっただけに、窮地から抜け出すことは出来なかった。ただ『地球の歩き方』という書籍事業自体は、既に学研の方に譲渡されていた。したがって、この本が無くなってしまうことはないとしてマニアの方達をホッとさせている。私自身は、この本は海外旅行の時によく参考にさせていただいた。海外旅行ではグーグルマップも役に立つが、この本には現地に暮らさなければわからない情報とかも載っていて、何かの目的を持っての旅には大いに役立つのだ。一時期、海外での“占い書籍”を買い求めようとしていた私には貴重な情報源だった。もっとも、ここ5~6年は旅行そのものに行かなくなったので、もはや手に取ることは無くなっていた。今はスマホを頼りに海外旅行をしている人達が多い。もしかすると、それもあって『地球の歩き方』は昔ほどの需要が無くなったのかもしれない。もう一つ、近年『地球の歩き方』は情報量を詰め込み過ぎて“分厚く”なっていた。あまり分厚い本は持ち歩きに相応しくない。そういう意味で、この本のような場合、それぞれの章ごと個別に持ち歩けるよう“分散できる本”にしてくれていると役立つのに…といつも思った。わたしだけかもしれないが、わたしはよく“分厚い本”は一部分だけ引っこ抜いてホチキスで止めて持ち歩きやすいようにする。エジプトに行ったときなど、そういう形で各必要ページごと分けて携帯したものだ。大型本は別だが、小型の実用書などでは、そういう風な使用の仕方をする人が“多いはず”だと思っている。したがって、これからの時代は「それぞれ分解して持ち歩けます」ということも小型実用書の“売り”になっていく時代ではないだろうか。通常、旅行案内書のような本は一冊だけ購入する人は少ない。たいていは2~3冊まとめて買って、行きたい場所などの情報収集を行う。年齢と共に、わたしは海外が苦手となった。それでも、もう一度「行きたい」どうしても「行きたい」という場所が出て来るであろうか……。
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