「夏場だから水分補給した方が良いわよ」とか「お茶を淹れておいたから飲んでね」とか、いつも優しい言葉をかけてくれる同僚の年上女性…その女性が淹れてくれたお茶は“睡眠導入剤入り”の「怖いお茶」だった。ミステリーじみた話だが、そういう事件が立て続けに起きた。7月11日に逮捕されたのは愛知県で介護施設に働いていた高屋律子(51歳)、7月12日に逮捕されたのは千葉県の老人ホームで働いていた准看護師・波田野愛子(71歳)である。どちらも手口は共通で、お茶に“睡眠導入剤”を混ぜて飲ませる手法で、自分が働く職場の同僚たちにのみ行った点である。その結果、愛知県の方は施設内で働く10人が体調不良に襲われた。千葉県の方は車で家に帰る直前のお茶で交通事故を起こし3人が重軽傷を負った。まだ容疑の段階だが交通事故死した職員もいる。その他職員5人が繰り返し体調不良を訴えていた。睡魔に襲われ仕事が出来ず、同僚に自宅まで送られ18時間眠り続けた職員もいる。それぞれの容疑者である“親切な同僚”は、逮捕後に容疑を認めている。特に准看護師の方は、同僚が仕事で席を離れたすきに、他の同僚と会話しながら慣れた手つきで、お茶に粉末を混ぜ淹れるという大胆さだったらしい。しかも、それを繰り返している。被害者女性は、尊敬していただけに“愕然とした”という。これから水分補給が必要な時期はまだまだ続く。そういう事件を知って、老人ホームや介護施設で働く人たちは、年上女性から“やさしいお茶”を差し出されたら、何となく“怖いお茶”ではないかと疑ってしまいそうだ。疑うのは良くないが、自家用車で帰ろうとする直前に「水分補給した方が良いわよ」と優しくお茶を差し出されたなら、一口で止めておいた方が良いのかもしれない。
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