人には、みんな“それぞれの時間”というものがあります。ここでいう「時間」とは“何時何分”という時間とは少し違います。ニュアンスとしてわかりやすいように言えば“期間としての時間”という意味です。例えば“生まれてからの時間”、“死ぬまでの時間”、“この仕事をしてきた時間”、“二人で過ごしてきた時間”、“学び始めてからの時間”、“別れてからの時間”、“生まれ故郷での時間”、“この家で過ごした時間”…数え上げればきりがありません。普段はあまり意識していない「時間」ですが、それを“意識せざるを得ない状況”に追い込まれることが人間にはあります。うろたえてしまうほど不意に「有限の時間」を“わたされてしまう”ことがあるのです。そして、そういう時「時間」はとてつもなく長く、あるいは短く、私たちに“重くのしかかって”来るのです。極端な例が「死の宣告」です。「余命一年」などという医師からの宣告です。そうすると厭でも「時間」を考えないわけにはいきません。考えるというより“意識する”ようになるのです。会社勤めの方なら「定年」とか「リストラ」とか「転任」とかが“わたされた時間”となります。「婚約」とか「出産」とか「閉経」とかも“わたされた時間”を意識する事柄です。こういう風に、人生には必ず“わたされた時間”を意識せざるを得ない場面というものがあるのです。人はそういう時、あらためて「運命」というものと向き合うのです。どんなに日頃「運命などない」と言っているような人でも、時間を“わたされる”と、これまでの生き方、これからの生き方、そして“見えない存在”を意識するようになるのです。そうして何よりも「時間」が妙に“愛おしく”なるとか、逆に“怖く”なるとかするものです。
フリーアナウンサーでタレントの高橋真麻氏が、自ら第二子出産後に「体質が変わってしまった」とSNS上で語っている。確かに、近年の高橋氏からは“妙に痩せた”印象を受ける。手足などがほっ 続きを読む
石破首相が11日にSNS上での決意表明で「国家国民のために微力を尽くしてまいります」と記している。この表現に対して、早くも批判的な意見が続出しているらしい。昔の日本人には、こういう 続きを読む
確かに“誰もが夢見る”未来都市の姿の一つではあった。「空飛ぶタクシー」の実用化だ。ドイツの新興企業「リリウム」は、このほど子会社2社が資金調達に行き詰って破産し、それに伴なって親会 続きを読む
どうもパリ五輪は、あとになってからも問題点が囁かれているが、その一つに“性別問題”がある。女子ボクシング66㌔級で金メダルを得たアルジェリア代表のイマネ・ヘリフ選手だが、イタリアの 続きを読む
俗に「先進国」という表現は“何”を基準として言っているのか、よく解からないことがあるが、その先進国の一つであるスウェーデンにおいて、興味深い事実が報道されている。この国はいち早く“ 続きを読む
奇妙な現象が起こっているらしい。兵庫県の斎藤元彦前知事といえば「パワハラ疑惑」や「おねだり疑惑」でマスコミからさんざんバッシングを受けた人物だ。その前知事が現在開始されている「知事 続きを読む
大昔のヒット曲に「雪が降る」というのがある。確かシャンソンが原曲だったはずだが、哀愁があって、とても良い曲だった。人は何となく寒くなって北国に“雪が降る”季節になると、妙に寂しくな 続きを読む
もちろん「アメリカが儲かれば…日本も儲かる」などという“諺”や“格言”はない。ないのだが、なんとなく「そうあって欲しい」と思う昨日から今日にかけての金融市場の動きだ。昨日の「日経平 続きを読む
今のわたしなら怖ければ読むのを止める。TVでも怖いと感じれば、そこで視るのを止めてしまう。少年時代、青年時代のわたしは、そうではなかった。怖い、と感じれば感じるほど、その内部にのめ 続きを読む
ときどき自分は「違うなあ」と思うことがある。先日、何かのTVを見ていた時、多くの人たちが“他人の眼”というものを必要以上に気にしながら暮らしていることを、今更のように知った。わたし 続きを読む