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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


アメリカも日本も「金利上昇」で先行きに暗雲


このところアメリカも日本も、いや欧州で含めてだが、予想以上の金利上昇で、経済の先行きに暗雲が漂い始めている。このところ「日本」も、ようやくデフレから脱却して「経済にも明るさが視えてきた」という感じだったのだが、ここにきて急に「金利上昇」という不安材料が大きく頭をもたげている。この金利上昇に関しては、多少の上昇は予測されていた。特にアメリカの場合には、むしろそうなることは予測されていて、だからこそ“軟着陸”のむずかしさが最初から指摘されていた。とにかく、金利上昇のいちばんの影響は住宅関係で、アメリカの場合は誰でも感じる住宅価格そのものの上昇にプラスされる形で金利上昇が追い打ちをかけている。そして、それはアメリカや欧州のことだけかと思っていたら、金融緩和継続のはずの「日本」でも予想以上の金利上昇が始まってしまっている。それでなくても、日本の場合には給与の上昇がインフレ率に追いついていない。実質収入は、まだまだ低下傾向のままなのだ。それに加えて住宅価格は資材高騰などで眼に視えて上がっている。都内のタワマンは、今では1億円でもぎりぎり3LDKで狭すぎて少しも“セレブの住まい”などとは思えない。なぜかほんとうに広々としたタワマンは日本人ではなく、中国人など外国人名義のものが増えてきている。確か東京オリンピック前に、オリンピックが終わればタワマンの価格が下がって「その不動産価値は失われる」という説が吹聴されていたが、まったく逆の現象が起こっているではないか。金利上昇は半導体などを扱う先端企業にも“暗い影”を投げかける。なぜなら、この種の企業には投資資金が必要なのだ。多額の借り入れが、企業そのものの成長と収益とを遅らせる。もちろん、不動産分野も大いなる打撃を受ける。中国の不動産が急減速したのも、経済そのものの停滞だけでなく、金利上昇の影響も大きい。日本の場合、次々と事業を拡大してきた不動産企業にとって、会社自体も苦しくなるし、客層となる人たちも購入にストップが掛り出す可能性があり、それを予感してなのか日経平均も急速に下がり始めている。
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