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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


タイの「爆買い競争」は“何となく”おもしろい


人を笑わせようとして行う行為よりも、むしろ“笑わせよう”などという意識はさらさらなくって、真剣そのものなのだが、それだからこそ“思わず笑ってしまう”ような行為というのがいちばん愉しい。いま、タイで新規開店して大注目の店がある。「東京プラザ」という店だ。そこは日本の中古品専門の販売店だ。広い店内では大量の“日本製中古品”が展示販売されている。開店と同時に、シャッターが開き切るのを待ちきれないほど押し寄せた客がいっせいに店内へと雪崩れ込む。こういう光景を大昔に観たことがある。その一つは運動会の“借り物競争”だ。途中から、あちこちの売り場に分散していく様子が“借り物競争”に似ている。もう一つはパチンコ屋の新装開店の時の“客の雪崩れ込み方”だ。丁度、あんなふうに雪崩れ込んでいたっけ。だから、わたしは二度と行く気がしなかった。どうも、わたしは「われ先に…」というような感じで、突っ走っていくような行動が苦手だ。そんなに慌てなくても……と、どうしても思ってしまう。そういえば、昔の「初売り」も似たような光景だった。いまと違って、中身のわからない“福袋”を購入するため、溢れんばかりの客が詰め掛けた。高度成長期の日本では、価格の何倍もの金額にあたる商品が詰め込まれている…ということで、押すな押すなの大盛況だった。ところが、確かに価格合計金額は2倍とか3倍でも、経済が成熟期に入ると「余分なものは欲しくない」という心理に傾く。こうして日本の「初売り・福袋」は人気を失っていった。タイにオープンした「東京プラザ」は、その名前も何となく懐かしい。現在ならお歳暮品の“解体セール”が似たような雰囲気の状態かもしれない。ともかく、こうして、たくさんの人たちが押し寄せるということは、それだけ「日本」というものが信頼され、人気を得ている証明でもあるので、大変に良いことだ。特にフィギュアを“爆買い”しようとする若者たちは活き活きとしている。きっと、プレミアがついて何十倍もする商品が眠っているに違いない。
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