歴史的に有名な出来事は“映画化”されやすい。近代英国の“栄華”の象徴として登場した豪華客船「タイタニック」は、1912年4月10日イギリスのサウザンプトンを出発してアメリカのニューヨークへと向かうはずだった。ところが、その5日後、巨大な氷山に激突して海底へと沈んだ。デカプリオが主演した映画「タイタニック」は、あまりに有名だが、その「タイタニック」の“再現”を試みようとする人たちがいる。映画としてではなく、一人はレプリカを用いた“テーマパーク”として、そしてもう一人は“完全復元”して実際に洋上を進水させようというのだ。ところが、タイタニック号の再現には膨大な費用が掛かる。なにしろ巨大な豪華客船なのだ。もちろん、復活させようとしている人物たちは大富豪である。タイタニックのテーマパークを作ろうとしているのは、中国人実業家で2015年から着工して2019年に完成させる予定だったが、残念ながらいまだに完成していない。この“テーマパーク化”に関しては、多数の犠牲者を出した“悲劇の客船”を“遊園地化”すること自体が不謹慎であるとして、当時の関係者などから批判を浴び続けている。確かに、予期せぬ事故で多くの犠牲者が出ているだけに、遊具のアクシデントなどによって悲劇が生まれなければ良いが…と私は懸念する。もしかすると、完成が予定通り進まないのも、何かしら不吉な気がしてならない。一方の“復元プロジェクト”の方はオーストラリアの富豪が手掛けているのだが、こちらの方もなぜか2016年には進水予定だったのに、未だに未完成なのだ。乗船していた1517名が犠牲になった船だけに、未だ成仏していない霊が引き留めているような…。
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