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今日の迷言・余言・禁言

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ドイツで「進み過ぎた⁉性別変更」年内成立⁉


近年「LGBT」つまり“一般的でない性自認”に関しての法律的な問題や出来事などが報道されやすい。日本の場合は、それほど過激なデモなどにはならないが、欧米諸国では制度改正などを求める過激アピールも多くなっている。その一方で、世界には“その種の性自認”を全く認めていない国もある。特にイスラム国家や共産国家では“その種のこと”を議論することさえも禁じられている。それに対してドイツ政府は、6月30日トランスジェンダーの方達が性別変更を行うとか、ファーストネームを変える法律上の手続きについて、これまでの在り方は「時代にそぐわない」として制度改正する検討をしていると表明した。つまりこれまでの制度は「時代遅れだ」と認めたのだ。そうして「自らが決めた人生を送る権利はすべての人にとって基本的なものだ」との宣言を下した。実質的には、もし彼らが「性別を変えたい」とか「ファーストネームを変えたい」と思った場合、地元の役所に行って“変更手続き”をすれば、そのまま認める方向で検討している。これまでは心理療法士など専門家2名による報告書を裁判所に提出する手続きを必要としたが、それすらも“不要”だという。成人の場合、本人の意志があれば、14歳以上の場合は保護者の許可があれば、他には何もいらない、ということらしい。本人の意志を尊重することは大切だが、あまりにも簡単に“性別変更できる”ことは、それなりの問題を含んでいるよう私には思われる。ちなみに、日本の場合はどうなっているかと言えば、まず条件として“20歳以上であること”“非婚者であること”“実子がいないこと”“生殖機能を持たないこと”“外見的に近似すること”加えて“医師2名による診断書が必要”となっていて、かなり厳しい。だから日本の場合なら「時代遅れ」の指摘も判るのだが、ドイツの場合は、現行の制度でも特別“遅れている”とか“屈辱的”とかいうようなものではないと私は思う。やはり心理的、医学的な“歯止め”はある方が事件やトラブルが生じないような気がするからだ。気まぐれで「男」になったり「女」になったりされると、周囲が振り回される。日本の場合はもっと簡素化が必要だが、ドイツのように“本人の意志だけ”で自由になるのは、犯罪などにも使われる危険性も含めて、もう少し慎重さが求められるような気がするのだが……。
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