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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


ニューヨーク「法律」が“おかしく”なってきた⁉


ニューヨークと言えば「世界最先端の都市」として誰もが認める。それだけに、ニューヨークで始まったことは“他の地域”に影響しかねない。そういう意味で危惧するのがニューヨークの新たな法律だ。本来なら、とうに“時効を迎えている”事件とか問題とかでも「取り上げて審議する」という風に法律が変わったのだ。そこで何が起こったのかというと、大昔の「性的暴行疑惑」が次々と訴えられている。主に訴えられているのは有名人やセレブ達だ。たとえばレストランで有名人から声をかけられ、次々エスカレートして身体に触られる事態となり、レストランのボディガードに助けを求めても無視され、結局、その後にフラッシュバックの後遺症が出るようになったケースなどだ。もちろん大昔の話で、34年前とか、48年前の事件の訴えとかだ。提訴を受けた方は「記憶にない」「出逢った事実もない」と否定するケースも多い。ただ1970年代や80年代の頃のアメリカでは、いまと違って“その種の事件・出来事が頻繁に起こっていた”印象がある。問題は、30年も40年も50年も前の話の場合、どこまで本当なのか、だれも証明できないという事実だ。さらに、もちろん、これは“それだからOK”という意味ではないが、時代背景として、その種のことが「許されがちだった時代」ということもある。日本人の場合はもともと無かった“作り話”をして金品を要求するケースは滅多にないが“うその話”をでっちあげることに良心の呵責を憶えない人種や民族もいる。日本でだって、70年代や80年代の頃には、いまだと“とうてい許されないセクハラ・パワハラ”が平然とまかり通っていた。それらを考えると、もしニューヨークだけで終わらず、世界各地で“時効消滅”ということになったら、さまざまな問題や事件が蘇ってくることになるだろう。極端なことを言えば、歴史が“塗り替えられる”ような事件が潜んでいるのかもしれない。ただ、それらを“掘り返す”ことが本当に正しいのか、時代というものを無視して“現代の法律”を当てはめることがほんとうに正義なのか、難しい問題をわれわれに投げかけている。
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