近年はインターネットの普及で「画像」や「映像」が一瞬のうちに“世界に配信”される。それは本来だったら“社会の片隅”でひっそり生きてきたはずの人を、予期せぬ形で“表舞台”へ押し上げることもある。けれども無名だった多くの人の場合、注目を浴びるのは“普段の姿”ではなく、ネット上だけの、或いはイベント上だけの“世を忍ぶ仮の姿”である。本名で出ている人は少なく、普段とは異なる「もう一人の自分」が活躍しているケースが多い。時には“それ”にスポンサーがつくこともあり、思いがけぬ“収入”をもたらすこともある。その代表はアニメの“コスプレスター”や着ぐるみを“全身に纏ったキャラクター”たちで、中には既に“商品化”している場合すらある。“プロと素人の間”に位置する歌手・タレント・芸人などの“セミプロ芸”や、各種の「芸術作品」の“発表会”と化しているサイトもある。「コミケ」と呼ばれる漫画即売会では何十万人もが列を作る。云ってみれば、世を上げて「仮面舞踏会」を行っているようなものなのだ。「ありのままでない自分」が、“そこ”だけで輝く。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む