現代アートにはときどき“意味の解かりずらい”作品が登場する。昔ながらの芸術は美術館に展示されるが、現代アートの場合は“美術館で視る”とは限らない。ということで、スペイン北部にビルバオという大きな街がある。この街には世界最古の運搬橋が掛かっているネルビオン川とグッケンハイム美術館があることで知られている。けれども「ビハール(バスク語で「明日」)」という作品は、この美術館の中にはない。運搬橋で有名なネルビオン川の方にある。メキシコの芸術家ルーベン・オロスコ氏の作品なのだが、120㌔のグラスファイバー製で2.5mもある「美女の顔」は、やや斜めに“浮き上がる”ような角度で水面上に浮かぶ。もし、これが“普通の大きさ”だったら、間違いなく「美女の水死顔面」と勘違いしてしまうだろう。しかも、この顔面だが、常に“浮き上がっている”わけではない。潮の満ち引きによって、水面上に浮き出たり、ほぼ沈んだりする。或る意味では、アートというより科学実験製品のような趣もある。しかも、その“浮き出る時間”“沈んでいく時間”が図表で公開されている。どうして、こんな作品を作ったのか。実はこの作品は、地元銀行の“キャンペーン”として依頼されたもので「ビハール(明日)」という作品名には深い意味がある。つまり、このまま急速に“地球温暖化”が進めば、海面が上昇してきて、ビルバオという街自体も沈んでいくかもしれない。「私たちの行動によって、私たちが水中に沈んでいくか、水面に顔を上げて生きられるか、試されている時代である」ということを表現したかったそうである。もちろん、そのこと自体は十分に理解できるのだが、私は別な意味から、この作品を捉えてしまった。つまり、われわれの「運勢」というのも、最終的には自分自身の“生き方”や“在り方”によって、将来的に“浮上”していくことが出来るか、或いは“沈んでしまう”のかが、無意識のうちに選択している部分があるような気がするのだ。
9月16日は歌手・安室奈美恵氏の“デビュー33周年”そして“引退7周年”双方の記念日らしい。つまり、彼女はデビューと引退とを同一日に行っていたのだ。そして、引退の直前、マスコミ各社 続きを読む
占い師・細木数子の半生が“ダークヒーローの形”でドラマ化されるということで話題となっている。彼女の“後継者”であり“娘”でもある細木かおり氏が、母親の半生が「地獄に堕ちるわよ」とい 続きを読む
国際刑事裁判所(ICC)は今月23日に予定していたフィリピンのドゥテルテ前大統領(80歳)に対する「人道に対する罪」に対する裁判手続きを、弁護側からの申し出を受けて延期した。弁護側 続きを読む
現在「世界陸上」が行われているが、日本人選手の「予選敗退」が目につく。男子100mでは日本勢期待の桐生選手やサニーブラウン選手がいずれも予選敗退した。女子も同様で、日本女子の100 続きを読む
人には「好き」「嫌い」があるから、そして「支持」や「反感」の気持ちもあるから、それを個人的にどうこう言ったり、思ったり、支障ない程度に反対行動するのはかまわない。けれども、その“度 続きを読む
前回の総裁選の時にも“似たような感じ”はあった。けれども前回の時には、まだ石破氏と小泉氏と茂木氏の三人が“一応の幸運期”ではあった。そして高市氏の運勢があまり良くなかったので「果た 続きを読む
世の中には「心配性の人」や「用心深い人」が居て、前もってそんなことまで心配しなくても……と思うようなことを、やたら“手回し良く”行ってしまうタイプの人がいる。たとえば死ぬ前から墓石 続きを読む
ときどき思うのだ。どこかの新興企業が、わたしと提携して「AI波木星龍」を作ってくれないかなあと……。ヘンな詐欺動画とかではなくって、まともな“ロボットとしての波木星龍”がいい。そう 続きを読む
「水を得た魚」という表現があるが、人にはときどき“そういう表現”がピッタリに思えるような生き方の人たちがいる。元衆議院議員の豊田真由子氏が参政党の“政調会長補佐”に就任した。この人 続きを読む
「美しい景色」「美味しい食事」「親切な国民性」「医療の充実」……これらが意味しているものは何かといえば、富裕層のリタイア先だ。実際、それらに“税金の優遇”を早くから掲げたことで、観 続きを読む