5月10日、一つの企業が事業停止に追い込まれた。前に書いた“旅行会社てるみくらぶ”もそうだったが、今回の「(株)ジュネビビアン」も1986年8月の創業、まさに“バブル上昇期”に誕生した企業である。華やかなパーティードレス等を主として扱い、時流に乗って急成長し90年2月には24億の売り上げを誇った。そして、バブルの終焉と共に売り上げが急降下していき、近年は“格安ドレス”の進出や拡大などもあって、業績が低迷していた。実際「ビビアン」のドレスと、“格安通販”のドレスとを比較してみたが、一桁価格が違うのだ。見た目的には、そんなに極端に“違う”という印象を受けない。これでは“格安ドレス”の方に客が飛びつくのも仕方がない。多分、需要としてはキャバクラなどで働く女性たちが一番なのではないだろうか。昨今の若い女性たちは毎夜、パーティーに出席したりしない。結婚式とか祝賀会とかも、最近は地味で実用的なフォーマル・ファッションが多い。これでは売り上げが伸びるはずがない。まあ毎晩のようにパーティーなどが開かれたバブル期の方がどうかしていたのだ。それにしても、バブル期に創業した企業が、また一つ消えた。その売り上げがピークに達した90年2月というのは、正に“バブル絶頂”の時で、この時期を境に日本の景気は急下降していく。文字通り“バブルで産れバブルに消えた企業”の代表選手のような企業と言える。或る意味では、よくここまで持ちこたえて来た、と評価すべきかもしれない。最近では“格安のドレス”は何千円で手に入る。もはや「ドレス」と呼んで良いのかどうかさえ、ためらうほどである。別に“本格的バブル”は望まないが、せめて“ミニバブル”程度の景気の良さは、やって来た方が心身とも潤うような気がするのだが…。
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