世の中が“進んでいく”ことは良いことなのだろうか。時々、わからなくなる。ロボットが人間に“すり替わっていく”ことも確かに怖い。だが、それ以上に怖いのは、人間以外の動物の体内で育てた“臓器”を、必要とする人間に移植するという行為だ。その代表が“心臓病患者”で、現在、アメリカでは10万人もの人々が“心臓移植”を希望している。それに対して年間2000名の移植が、現在の医療では限界なのだそうだ。その結果、どうなるかというと“臓器待ちリスト”(心臓移植だけではない)の人達が、10分に一人の割合で亡くなっていく。そういう哀しい現実の中で、思いついた方法がヒト以外の動物の体内で“臓器を育てていく”という方法らしい。実際、それによって択ばれたのが“ブタの体内”や“ヒツジの体内”なのだ。一応、これと似たような方法で、ラットの体内でマウスの肝臓を育てることに成功し、糖尿病のマウスの治療として成功した例がある。だから、理屈的には可能なようではある。ただ、さまざまな問題が横たわっていることも事実で、果たして本当に大丈夫なのだろうかと誰もが思う。その一方では3Dプリントの技術で“臓器を作る”という試みも行われていて、形だけで言えば、こちらの方が速そうではある。科学が進歩して、人間の命を“救う”のはもちろん大切なことなのだが、どうしても動物の体内で“ヒト臓器を育てる”とか、3Dプリントされた臓器を体内に埋め込むとか、何となくの抵抗感が消えない。体内に“埋め込む”という点で言えば、骨に関しては実際に“人工骨”が埋め込まれている人たちは大勢いて、治療として成功しているケースが多い。ただ、心臓とか肝臓とかの“臓器”は同じようには考えられない。もっとも、私のように日頃から“ロボット的な肉体”を持っている人物は、案外“拒絶反応”などなくすんなりと受け入れてしまいそうな気もする。「オレの心臓ね、ヒツジの中から取り出したんだよ」と見せびらかしたりして…。
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昔のおとぎ話に「ここ掘れワンワン」というのがあるが、どうも“この話”にも、それに近い怪しさがある。わたしは知らないが「ナオキマンの都市伝説ワイドショー」という番組があるのだそうな。 続きを読む
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アメリカのビジネス誌がこのほど示したランキングによれば、わが「日本」は世界で“6番目”に強い国なのだそうだ。とても、そんなふうには思えないが、その“強い国”の基準が、われわれの考え 続きを読む