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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


ホッコリ漫画『旦那が突然死にました』の謎


“夫の突然死”を描いた短い漫画だ。特別なストーリーがあるわけではなく、要するに結婚して十年の“普通の夫婦”がいて、初めての喧嘩をして「お仕置き」のため実家に戻り、さて“話し合い”と思っていた矢先に、夫が突然死をした……という内容を描いたものだ。それなのに、それだけなのに、この漫画が妙に「ココロに刺さる」として評判を呼んでいるらしい。わたしも読んでみたが、確かに“ほっこり”とするとても良い内容の漫画だ。何が良いのかというと、とくべつ何も“目立った部分がない”のが好い。つまり、あえて漫画として“盛っていない”のが好い。世の中というのは、最終的には“ふつうの人”だらけだ。みんな“ふつう”に暮らしている。そうして、たまにはちょっとしたことでケンカしたりもする。よく「顔を見ればケンカする」という夫婦もいるが、そういう人達は、この漫画では対象外だ。世の中の多くの夫婦は“まあまあ仲が良い”という感じだ。欧米人のように、いつも「愛してる」とかは言わないが、何となくそばに居て、それで“イイ感じ”の状態を保っている。なんとなく、相手のことを解っているから、次に何を言い出すか、何をやり出すか、何となくは解かっている。そういう日本人の“平均的カップル”を扱っている。それでも、たまにはケンカもする。そうして、妻の方は実家に帰ったのだ。あくまでも「お仕置き」のつもりだったらしい。十年間いっしょに居て、一度だけの喧嘩だから、間が悪かったとしか言いようがない。そして、その“居ない間”に夫は突然死をした。その衝撃と絶望と後悔を漫画に仕立てて発表した。短い漫画だ。それは、元々亡くなった旦那さんへの“贈り物”として描いた作品だからだ。だから、とくべつなストーリーなどいらなかったのだ。ありのままをほっこりと描いた。作者のせせらぎさんは本職は漫画家ではなく、作家であるらしい。だが、平凡な主婦とも書いていて、どっちが本当なんだかわからない。まあ、しかし、作家だとしても、高名な作家さんではなさそうだ。そうして、私がここで取り上げたのは、人の人生には“予期せぬ出来事”というものが起こる。そうして初めて人は「ああしておけば良かった」とか後悔するが、そんなことはみんなそうなので、別に後悔などする必要はなく「まあしょうがないや」と高をくくれば良い。そうして、遺されたものは過去など忘れたように“ひょうひょうと生きていく”のが良いのだ。
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