夫であるキムサンの出生ホロスコープでは、「てんびん」4度に位置するドラゴンヘッドは、同じ「てんびん」6度に位置する火星と0度アスペクト、「さそり」5度に位置する海王星と30度アスペクト、「おとめ」4度に位置する冥王星と30度アスペクト、「結婚のハウス」として知られる第7ハウスカスプ(「かに」5度)に90度アスペクトとなっています。
次に、妻であるキムコさんの出生ホロスコープでは、「みずがめ」4度に位置するドラゴンヘッドは、「おうし」4度に位置する火星に90度アスペクト、「いて」5度に位置する海王星と60度アスペクト、「てんびん」1度に位置する冥王星と120度アスペクト、そしてキムサンの第7ハウスカスプ(「かに」5度)に150度アスペクトとなっています。
ドラゴンヘッドは、占星学的に「対人交流点」としての意味合いが強く、人と人とを結びつける重要なポイントです。秘教占星学においては、前世における因果応報が表われる神秘的なポイントで、ドラゴンヘッドによって結び合わされた縁は、現世においてある程度まで前世の応報が果たされるまでは、決して二人の縁が解かれることはない、といわれています。
お二人の場合、互いのドラゴンヘッド同士が120度アスペクトであるばかりでなく、キムサンのドラゴンヘッドは、キムコさんの火星に対して150度アスペクト、海王星に対して60度アスペクト、冥王星に対して0度アスペクトとなっています。一方キムコさんのドラゴンヘッドは、キムサンの火星に対して120度アスペクト、海王星に対して90度アスペクト、冥王星に対して150度アスペクトとなっています。これだけドラゴンヘッドが絡み合うと、いったん結びついた縁は、容易なことでは解けません。
前世における因果応報から縁が発展しているだけに、実際の二人の関わり方においても、過去を振り返ることが多くなりやすいのが特徴です。戻りたい、戻れない、といった状態を生み出しやすいのです。あいまいなままの状態は不幸を招きやすいようです。常に足枷のある状態の中で、過去からのスムーズな脱出ができれば幸福をつかめるでしょう。
運気的に見ると、トランジットの土星が昨年10月以来、キムサンの第7ハウス付近にあって、パートナーを遠ざけがちです。お二人の場合、仕事面で二人が何らかの関わりあるほうがうまくいきます。宗教や思想などの面で繋がりある場合もうまくいきます。一時的に窮地に追い込まれても、再出発を誓えば幸運が訪れる組み合わせです。