私の頭の中では「首都」というものは変わるものではなく、その国が亡びるまで続きそうなイメージなのだが…。「令和」の時代、そういう固定概念でいてはいけないのかもしれない。先ごろ、インドネシアの首都がジャカルタから“ボルネオ東部”へ移すことが本決まりとなった。実は「噂」では前からそういう話も合ったのだが、実際には難しいだろうという見方が大半だった。理由は二つあって、その一つは“地盤沈下”、もう一つは世界一とも言われる“交通渋滞”だ。インドネシアだけかと思っていたら、ここにきてエジプトも首都を現在のカイロから移す予定で、既にその建設が始まっているらしい。確かにカイロの交通事情も過密の一途で、ドライバーのマナーも悪く、慣れないと道路を横断するのは難しい。これまでにも首都を移した国はいろいろあって、トルコはイスタンブールからアンカラへと首都を変えた。パキスタンはカラチからイスラマバードへと首都を変えた。ブラジルはリオデジャネイロからブラジリアへと首都を変えた。カザフスタンはアルマティからアスタナへと首都を変えた。ミャンマーはヤンゴンからネピドーへと首都を変えた。この「ネピドー」への遷都は失敗だったのではないか、と一部で囁かれているが、その田舎に変えるよう示唆したのは占星術師であるらしい。ミャンマーを率いているのは独裁者らしいが、昔の王族が“遷都した方法”をそのまま継承して、占星術師の“ご託宣”に従ったという「噂」である。大丈夫か占星術師。昔、アメリカでもレーガン大統領の時は占星術師の“ご託宣”に従って行動したらしい。そういえばインドネシアも占いは盛んで、私はバリ島でも、ジャワ島でも、現地の占い師に占ってもらったが、恐る恐る「今後の仕事運」を訊いたら「あなたには光が差し込んでいるからもう良い」と言われた。もう良いって「どういうこと?」と思ったが、通訳が上手く変換してくれそうもなかったので、まあ良いかと受け入れた。現地ではもっとも高名な占い師であるということだった。もしかしたら今回の「遷都」も占い師が決めた場所…であるかもしれない。マレーシアは「首都」そのものはクアラルンプールで変えていないのだが、首都機能はプトラジャヤという“未来型都市”へと移転した。昔「未来都市」と言うのに惹かれて行ってみたが「幽霊都市」のように寂しかった。生活感がまるでなく、同じような高層ビルばかりが目立ち、人影がまったくなかったのだ。もしかするとインドネシアの新首都も…。
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