世の中には「どう見たって…妖しい」と思うような治療法が山ほど存在する。けれども、それで実際に効果があるのであれば、誰も口をはさめない。ブラジルでは時折、その手の治療法が流行する。私がまだ20代の頃だったが、心霊医として一世を風靡した人物がいた。当時、心霊治療というのはブラジルだけでなく、フィリピンでもあったし、メキシコやインドネシアでもあった。日本からも“心霊治療”の為だけのツアーが組まれたりした。現代は「心霊治療」という呼び方はしないらしい。ブラジルで自称“霊媒医”を名乗っていたのが、ジョアン・ジ・デウスことジョアン・ジ・ファリア(76歳)という人物であった。ブラジルだけでなく、ヨーロッパやオーストラリアなどからも依頼者が絶えない人気の「霊媒医」である。ところが、つい最近、12名の女性達から告発を受けた。治療名目で“性的虐待”を受けたというのである。TV番組内で勇気ある告発を行った。うつ病などの女性達に対して、ジョアン氏は「浄化の力」を注入する唯一の方法だとして、彼自身のペニスを触ったり、或いはしゃぶるよう強要したというのだ。しかも、その中の一人でオランダ人女性は“強姦までされていた”というのだ。このTV番組とは別に、地元新聞社の記者取材からも、別な女性達が「浄化の力」について同様な告発をしている。実際、その治療法はジョアン氏の「スピリチュアル診療施設」内で、患者女性を自らの両肢の間に“下着姿で跪かせる形”で行われており、もう“その写真”だけで「アウト‼」と言いたくなるような雰囲気なのだ。もっとも、昔から中南米に存在する呪術宗教などでも“似たような方法”を行うことがあり、患者を下着姿にすることや患者を接近させること自体はギリギリセーフと言えないことはない。事実、ジョアン氏側は猛反発していてTV報道は“嘘の内容”であるとし、自分は「正統な治療を施している」と主張している。そもそも「霊媒医」そのものが“正当な治療”かどうか疑問だが、やっぱり「両肢の間に跪かせる形」だけは、変えた方が良いような…。
ラジオで明石家さんま氏自身が「兄弟子」という言い方をしているので、それに間違いはないのだろう。そうして、もう一つ漫才をするときの“さんまの相方”でもあった。もっとも、その期間は短い 続きを読む
このような映画の報道を知るまで、私は作家の故・井上光晴氏の長女が小説家になっていることを知らなかった。それに、もっと驚いたのは井上光晴氏が瀬戸内寂聴氏と男女の関係にあって、それを井 続きを読む
最終的に「どの人生を択ぶ」のかは本人が決める。一見、そうではないように見えても、最終的には本人が決めている。例えば周囲から“勧められたから”というような場合でも、本人がそれに応じて 続きを読む
普通の日常を送る……ということが、重い病気になってしまうとなかなかできない。それが“出来なくなった”ことによって、今までの“出来ていた普通の日常”が、いかに「幸せなことだったか」と 続きを読む
最近の“裁判事例”は、いろいろ考えさせられることが多い。大阪市に住む51歳の女性が勤めていた病院を相手取り“1200万円の損害賠償”を求めた裁判が17日、被告側の病院が訴えていた女 続きを読む
“世代”というものの違いは、時として意外な結果を引き起こす。世論調査で年代別に戸外におけるマスクの着用を「緩和すべき」か「緩和すべきでない」か調査した結果が面白い。20代では「緩和 続きを読む
加藤登紀子氏の歌で有名な「100万本のバラ」だが、実際にはとてもそんなに多くの花は抱えきれない。だいたい手に入れることすら難しい。それでも“バラの花束”というのは、何となく何十本も 続きを読む
2017年に渡米し、その後、何をしているのかよく解からない状態のまま、時々“ネット上に登場していた”綾部祐二氏が新たなチャンネルを立ち上げ、注目を集めている。渡米後の3~5年間は“ 続きを読む
私は幼い頃、雑誌の「付録」というものが大好きだった。なぜかあの頃、少年雑誌は“付録ブーム”で、それぞれの雑誌が多数の付録をつけていた。いまでは考えられないかもしれないが「21大付録 続きを読む
作詞家や作曲家は自分の死後も「作品」が形となって生き続けていく。そういう点で、素晴らしい仕事だと思う。映画や小説もそうだが、自分自身が“この世”から消えても、自分が心血を注いだ作品 続きを読む