「江戸っ子」の特徴の一つとして「宵越しの銭は持たない」という表現がある。気前が良くて金離れの良いことを表わす気風として使われた。ところが、あれから300年以上も経って、再び“江戸っ子気質”が若者たちの間に静かに浸透しつつある。金融機関の調査によると、20代・30代で「貯蓄額ゼロ」だという若者達が急速に広がっているというのだ。大雑把な統計数字ではあるが、4人に1人は“貯蓄額ゼロ”らしい。しかも、これは日本だけの現象ではない。上海の金融機関が最近調べた結果では、中国の20代の若者たちの“平均借金額”が日本円で200万円以上となっている。若い世代ほど“借金”に対して抵抗感がない。決して生活に困っているからではなくて、収入以上の買い物をしてしまう傾向があって、徐々に借金が増えて行っているという状況が多いらしい。正に“江戸っ子気質”ではないか。調査機関は論評として、この世代の若者たちは“一人っ子”として甘やかされて育っているので、我慢するということを知らないのではないか、と結論付けている。日本の「江戸っ子」の場合、一番の理由は“出稼ぎの日雇い労働者”が多かったからとも、“大火事が頻発”していたからとも、“銀行のような預け先”がなかったからとも言われる。さらには隣近所同士での“相互補助組織”が発達していて、日銭がなくても付き合いが良ければ生活できたせいだとも言われる。日本の若者の「貯蓄額ゼロ」というのは、中国の若者たちとは微妙に違うような気がするが、ただ学生たちの多くが「奨学金」という名目の“借金”をすることが多くなり、貯蓄どころではなくなって社会人をスタートするケースも多い。そういう点から言えば、やはり“江戸っ子気質”に近いのは“中国の若者たち”ということになり、良くも悪くも「宵越しの銭を持たない」“新江戸っ子たち”が、今夜もキャッシュレスで気前よく買い物を続けているに違いない。
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