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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


中国人は日本人の「そんなこと」まで知ってる


世界中が“ネット社会”となっているが、その中でも中国の“ネット網”は早くて鋭敏だ。例えば、われわれは選挙で“一応の状況”を知っている。ところが中国の“日本マニア”は、われわれ以上に“選挙”のことを知っている。もちろん、一部の“日本情報通”の中国人に限っての話ではあるが、それでもちょっと恥ずかしい。日本の情報を紹介しているネット番組では、今回の参院選挙における各TV局報道について紹介している。そこで中国人の目を引いたのは「テレビ東京」の各候補者に関しての“細かすぎる情報”だった。私は選挙特番を観ていないので、実際にどういう風に流れたのかは知らない。多分、各候補者に関しての情報を記すところに選挙とは関係のない“面白エピソード”を加えたのに違いない。通常のニュース番組などでも、テレビ東京はなぜか昔から、そういう“余分な書き込み⁉”を入れる。おそらく、本人を知ってもらう上では、そういう“エピソード”を加えた方が“より人間的な角度”からも視てもらえる……と思ってのことに違いない。ただ政治家にとって、それがプラスかは微妙なのだが……。そこで中国人谷に注目されていたのは《眼鏡を忘れて取りに戻り、今度は携帯を忘れた》《毎日、シャンプーで顔を洗っている》《高校受験を控えた秋、恋に落ち、志望校にも落ちた》《外遊時にはよくSPと間違われる》《在外公館勤務時は大使の頭をスリッパで叩いた》などと言った“書き込み”なのだ。このような書き込みを加えて報道するテレビ東京を「さすが独自路線を行く」と言って評価する声が多い。ただ、これは褒められているのか、嘲笑われているのか、単なる“誉め言葉”とは受け止められない。だが、しかし、こういった多分、日本人視聴者の多くが、その小さな書き込み部分は見逃してしまうだろうに、そこに眼を止め、日本人を分析・理解(⁉)しようとする中国人たちに、私は何となく「勝てない」と思ってしまうのだ。日本人で、中国の“いま”について、そんなに詳しいエピソードまで知っている人物がいるだろうか。たとえ興味本位だとしても、そういう部分まで“把握されてしまっている”日本は、これから、どう「中国」と向き合っていけば良いのか、単に中国の“印象”だけでしか知らない……では済まされない時代が、もう来ているのだ。
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