先にアメリカ大リーグの方で筒香嘉智選手の“動き”があった。成績不振でドジャーズの契約を打ち切られたのだ。「日本に戻る」という選択肢もあったのだが、すぐに“獲得”を表明したのはパイレーツだった。しかも、成績不振で解雇された選手を、いきなり4番で使った。筒香はそれに応えて初打点を記録した。そして翌日は初ホームランだ。ただ新天地で本当に活躍できるかは、まだ分からない。同じように、成績不振のストレスから“暴行事件”を起こし、謹慎処分から事実上の“解雇”になっていた日ハムの中田翔選手は、最悪「選手生命が終わるか」という窮地だったが、巨人から“救いの手”が差し伸べられ、急きょ“巨人選手”と変わった。そして昨日早くも代打で登場したが“四球”で終わった。筒香も中田も、ここ“一週間の成績”が大きく明暗を分ける。「野球人生を分ける」と言ってもいい。どちらも、前の球団では“不振を極めて”いた。もはや「使えない選手」と受け止められても仕方がなかった。そういう中で、大きく評価し、獲得してくれた球団があったのだ。ここは、その恩義に報いる責務がある。特に中田選手の場合、栗山監督が“涙を流して”移籍を喜んだ。もう「日ハムでは使えない」ことを感じていたからに違いない。このところ不振が続いていたのは中田選手ばかりではなく、日ハム球団そのものでもあった。実は日ハムが本拠地を札幌から北広島市に“移す”ことが決まって以降、道内ファンの熱意が“少し薄れてしまった”ような印象を私は受ける。札幌市民が北広島市にできる“新しい球場”に足を運ぶのは、実際にはそれほど容易ではない。球場まで運ぶ“特設バス”を用意するという話もあるが、札幌市内と違って交通の便が悪すぎるのだ。日ハムの「ボールパーク構想」自体は素晴らしいのだが、北広島市というのは、どうも「広島市」と名称的にも被っていて、いまひとつ馴染みにくい。夜遅くなった時に“途中で帰宅する客”が出て来る可能性も高い。とにかく“新たな球場”に「古株の中田」を加えたくなかったのは間違いがない。とにかく、アスリートは結果がすべてなのだ。筒香も中田も“ここ一週間”で評価が決まる。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む