どんな両親から生まれたか、どんな環境のもとに生まれ育ったか、時々、人はそれを考える。一冊の興味深い自伝が出版されていた。死刑囚・麻原彰晃こと松本智津夫の三女として産まれた松本麗華さんの回想記『止まった時計』(講談社刊)だ。彼女は5歳でオウム真理教の施設へと移り、そこで幼少期を過ごした。したがって小学校にも中学校にも通っていない。死刑囚である教祖や幹部たちと過ごしたが、学校に通わせてもらえなかったので、自分で学習するしかなかった。教団内からは「アーチャリー」と呼ばれ、特別な存在として崇められることもあったが、本人としては“教団とは無関係”という意識で生きて来た。ちゃんと学校を出たかった。そこで“中学卒業認定試験”というものを受け合格、一校だけ受け入れてくれた高校へと進学する。本人自身は、事件後の「アレフ」とは関りを持たなかった。高校在学中に“心理学を学びたい”という意識が芽生え、文教大学に合格し4年間で卒業も出来た。その間、自殺(未遂)したこともあれば、死刑囚である父親と面会したこともある。父親は精神に異常をきたしていた。それでも「父が好きだ」と言い切る。何のためらいもない。この覚悟は何だろう。多くの人間を犠牲にした人物にも“血を分けた子”が居て、その子は“運命の十字架”を背負いながら生きていかなければならない。彼女は、それを恨んでいないように見える。今も正規の仕事を得るのは難しいのか、アルバイトなどをしているようだが、それでも父親に愛情を抱いている。世間は、重すぎる十字架を決して許してはくれない。それを十分に意識・理解し、それでも“人前に顔を晒して”生きていこうとする彼女を誰が批判できるのか。一瞬にして情報が駆け巡る今日、犯罪者の家族は、一瞬にして“すべてを失う”のだ。ただ“家族の絆”だけは、良くも悪くも続いていき、その後の人生に影を落とす。
現在は“小室家の嫁”としてアメリカで暮らしている「眞子さま」だが、小室氏が営業マンとして成功・出世し、子供にも恵まれ、一見、いまは順風のように見受けられる。先日、アメリカの雑誌の表 続きを読む
台湾のシンガーソングライターのサンデー氏が15日「NK/T細胞リンパ腫」という病気によって34歳で亡くなったことが関係者によって伝えられた。彼女は2018年に自主製作で作詞・作曲し 続きを読む
料理研究家の園山真希絵氏と作詞作曲家のTAKESHI氏とが「結婚」を公表した。実際には昨年の3月15日に入籍していたという。そして同時に「別居婚」であることをも公表している。お二人 続きを読む
大相撲のロンドン公演が15日~19日まで「5日間」ロンドン市内の中心部に位置する「ロイヤル・アルバート・ホール」という劇場で行われる。ロンドン市内で「大相撲」が行われるのは、34年 続きを読む
何となくの“危うさ”を誰もが感じていた「日本株」の急上昇、待ってましたとばかりに急ブレーキをかけたのがアメリカから中国に向けた「追加関税100%」という爆弾の投下だ。もちろん中国も 続きを読む
役柄とはいえ、米倉涼子氏の人気を不動にしたドラマで凄腕医師であった彼女は「わたし失敗しないので…」で視聴者たちから、熱いエールを受けた。今、その名台詞が“我が身”に重くのしかかって 続きを読む
やはり運命学的な“事実”を軽んじることはできない、ということが判明した。わたしが既に記していたように「公明党」が「自民党」との連立を拒否した。高市早苗氏は、私が以前から言っているよ 続きを読む
昔からの格言に嘘はない。「老いては子に従え」という言葉などは、その代表的なものだ。人間、或る程度の年齢になってくると、徐々に体力も気力も能力も衰えて来る。そういう時に、人間が“出来 続きを読む
TV「徹子の部屋」のトーク番組に出演した元シブがき隊の布川敏和氏(60歳)が“奇妙な偶然”の話をした。彼が元妻つちやかおり氏と結婚したのは1991年で、それから20年以上もの間、表 続きを読む
自民党総裁に就任したばかりだが、早くも高市早苗氏が苦境に追い込まれている。その一つは連立を組んできた公明党が“離脱する”可能性が出て来たことだ。元々公明党というのは、良くも悪くも「 続きを読む