宅配ドライバーは「荷物」を届けるのが仕事だ。けれども、時には「子供」を届けることもある。それも、12階のバルコニーから落下してきた子供を…。そういう出来事があった時、誰もが受け止めてくれた彼を「ヒーロー」のように扱ったが、彼グエン・ゴック・マン(31歳)氏にとっては“本能的な行動”だった。2月末のベトナムの首都ハノイでの出来事だった。たまたま、その高層ビル近くに荷物を届けようとして車を停めようとした時、子供の泣き声と女性の悲鳴とが重なり合うように聞こえた。普段なら窓など開けないが、その時には何となく開けて上方を見た。すると視界に、50メートル上空のバルコニーに掴まり、ぶら下がっている女の子の様子が見えた。母親らしい女性の絶叫も聞こえる。マン氏はすぐにトラックから飛び出すと、もし落下した場合の大体の場所を瞬時に計算した。そして発電機の金属製の屋根の上へと昇った。ただ、その屋根は斜めになっていて、しっかり立つことは出来ない。それでも、もう、それしか方法がなかった。普段、荷物の上げ下ろしをしているので、多少は、重いものでも持てるが、斜めの屋根では自分自身も落下しかねない。身の危険も感じたが、どうすることも出来ない。そう思った瞬間、ついに力尽きた女児が50メートル上空から落ちてきた。目算は当たっていた。よろけながらも、必死で女児を受け止める。危うく片足が屋根のヘリまで滑ったが、何んとか踏ん張った。女児は恐怖で言葉を失っていた。「もう大丈夫だよ」それしか言えなかった。こうして彼は女児を母親の元に届けた。女児は股関節を脱臼していたが、それ以外は大丈夫だった。マン氏の方は必死で気付かなかったが、自分の腕をねんざしていた。二人とも奇跡的に大したことがなく、彼は一躍「ヒーロー」となった。バルコニーにぶら下がっていた女児は、彼の娘とよく似ていたのだ。人は、本能的に人を救出する時、何もかも忘れて「神」になる。
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