またしても“地下アイドル”が襲われた。無名に近い“学生ミュージシャン”で、夜に「ライブ」出演予定だった冨田真由さんが全身20か所を刃物で刺され意識不明の重体らしい。おそらく“コアなファンだった男”がストーカーに変貌し、無視され続けたことで逆上し、ツイッターから独りで居る場所を把握して殺害を狙ったのだ。以前にも握手会場でアイドルが襲われたが、今回の場合、ライブ会場だと“すぐに制止される”ので、誰もいない路上の犯行を狙ったのだろう。ライブを前に“一人でも多くの人に来てほしい”という“地下アイドル”の願望が、居場所の特定を容易にしてしまった。「人気稼業」は“一人でも多くの人に…”という気持ちを常に持っている。どんな分野でも大手は巨費を投じて“売り出す”が、零細企業からのデビューは“宣伝資金”が乏しい。或る意味“売り出せない”ので、自分が“宣伝媒体”となる以外にないのだ。そこで、どうしてもネットを使った媒体で、つまり“ブログ”や“ツイッター”や“フェイスブック”などで“画像付き近況”を書き込むこととなる。コアなファンとのやり取りは“心をつかむ”重要な媒体だからだ。同時にそれは“私生活を知られていく”危険な賭けでもある。特に“異性のコアなファン”は、いつ、“ストーカーに変身”してしまうかもしれない可能性を“紙一重”で持っている。したがって、十代のうちから“人気稼業に就く”ということは、或る意味で“恐怖と隣り合わせ”で生活していくことでもある。プライベートを書き込んで良いのは、本当は“常にガードしてもらえる”大手に属しているアイドルだけなのだ。
ニューヨークと言えば「世界最先端の都市」として誰もが認める。それだけに、ニューヨークで始まったことは“他の地域”に影響しかねない。そういう意味で危惧するのがニューヨークの新たな法律 続きを読む
彼がTVに出始めた頃、わたしは彼の発言に対し「それはないだろう」と思うことが多かった。それに、どこか人間としての“冷たさ”を持っているようで、その部分も私には好きになれなかった。た 続きを読む
たまたま2人の人物の新刊書と、それにまつわる自伝的なインタビュー記事を目にした。その一人は元将棋棋士の桐谷広人氏であり、もう一人は元プロレスラーの赤井沙希氏である。元棋士7段であっ 続きを読む
「北朝鮮」という国は、ほんとうに解からない。11月29日は北朝鮮で航空隊が創設された記念日「航空節」だが、それに合わせて金正恩氏と“その娘=ジュエ”氏とが空軍司令部を訪れたと報道さ 続きを読む
通常、政治家が“新党”を結成すれば、なんとなく一時的ではあっても“新鮮な雰囲気”が漂うものだ。ところが、今回の新党結成の記者会見は、そういう“新鮮さ”というものがまったく感じられな 続きを読む
単身者や核家族が多くなったことで、ペットを飼う人たちが増えている。犬や猫だけでなく、近年は“さまざまな生き物”をペットとしている例が多い。彼らのほとんどは、そのペットを「家族」とし 続きを読む
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
歴史というのは、時として“逆戻り現象”を生み出す。日本は昭和初期(1920年代後半)の頃、結婚の7割以上が“お見合い”によるものであった。それが徐々に“恋愛結婚”が増えていって19 続きを読む
昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなら 続きを読む