人生、何事にも“スタートの時”というものがある。「出生」に始まり「入園」「入学」「卒業」「就職」「結婚」「出産」「独立」「開業」などなど、さまざまな“スタートの時”がある。例えば、去年、学校を卒業して、就職したような人の場合、みんなに祝ってもらう形での“卒業式”も“入社歓迎会”も、おそらくだがなかったに違いない。今年、入学予定の子供達も、入社予定の新社会人たちも、同じように周囲から祝福される形での入学や入社は出来ないかもしれない。“結婚式”だって、昨年の春に予定していて、一年“延期”して待ったような方達にとって「来年なら出来るだろう」と待ったあげくに中止するのは、いかにも“縁起”が良くない。世の中、昨年から今年にかけては、改めて「運」というものを感じた人が多いのではないだろうか。けれども、私は“こういう事柄”がある方が、あらゆる人間にとって「運」というものが関わっていること。コンピュータでは「未来」は正しく予測できない、ということを理解させるうえでは良かったと思っている。多くの人は、時代が進めば「運命」などというもの自体が“絵空事になる”と捉えていた。ITが“すべてを解決”するかのようなことを言う人達がいた。けれども、そうではないこと。やはり、眼に視えない「運命」或いは「運」というものが、それぞれの人生の根底には横たわっていること、それを無視しての人生はあり得ないこと、それに気付かせてくれたのだ。誰もが、時代というものと無関係では生きられない。嫌でも“時代の洗礼”は受けながら生きていく。長い人生には“良い時代”もあれば“悪い時代”もある。人生、ずーっと良いことばかりの人生もないし、ずーっと悪いことばかりの人生もない。それは“長く生きなければわからない”部分で、あとから想い返した時に“普通に良かった事柄”はいちばん記憶に残らない。どういうわけか、ものすごく「幸運だった時」と、ものすごく「不運だった時」言い換えれば、悦びにあふれていた時期と、哀しみで打ち震えていた時期とは記憶に残るのだが、“普通に良かった時期”というのは記憶から抹消されていく。だから、誰が悪いのでもなく、不運によって「周囲から祝福されないスタート」を迎えたとしても、それがかえって記憶に残り、のちのち“あのときの経験”が活かされる時が、必ずやってくる。だから、人生のスタートは多くの人から“祝福されない”方が良い。
最近、この種の“報道”が多くなった。元夫婦が“我が児”を奪い合うような感じのニュース記事のことだ。格闘家の才賀紀左衛門氏とタレントのあびる優氏が、一方は週刊文春誌上で「娘の親権は自 続きを読む
最近の日本は映画制作に巨費を投じれない。だから、もちろんバブル期のように「何十億円をかけて制作した映画」などと言うのは存在しなくなった。いま、これを行えるのはアメリカと中国以外には 続きを読む
70年代から80年代にかけて、或る意味で日本をリードしていた人物の一人が「アントニオ猪木」だった。その猪木氏が病魔と“闘う”ようになって何年もになる。一時的には極端に痩せ細って別人 続きを読む
世の中には「超一流の技術者」がたくさんいる。けれども、その多くの方々は“無名”である。特に著名な芸術作品と呼ばれるものの“精巧な複製品”を作ることは、よほどの“腕(技術)”がなけれ 続きを読む
昨日8月4日は“旧暦→太陰太陽暦”では「7月7日」に相当する。つまり“ほんとうの七夕”なのだ。日本では現在の“太陽暦”における「七夕」を重視する人々はいるが、天文学的には旧暦の方が 続きを読む
「運」というものは確かにある。例えば損害保険ジャパンで“企画”を担当していた人々がそれだ。この「コロナお見舞い保険」という商品は、昨年12月から販売を開始した。つまり、ようやく“コ 続きを読む
ほとんどの人は気付いていないが、ここ2週間ほど、激しく上下を繰り返している金融市場がある。“ドル円相場”の為替市場と、“原油相場”の先物市場だ。この二つは或る種の共通性と連動性があ 続きを読む
人は、忘れる。特に、私の場合は、忘れやすい。だから20数年前のことなど、憶えているはずがない。ここ最近、或る事情があって、クローゼットの中に仕舞ってある“各種資料”などの処分や整理 続きを読む
近年、右肩上がりで急速に増えてきている“病気⁉”がある。それが「発達障害」だ。ちなみに、何となくは誰でも知っているが、発達障害を正確に知っている方は意外に少ないかもしれない。発達障 続きを読む
たまに日本でも40度を超えるような地域があるが、“暑さの本場”ともいうべき中東では連日の40度越えが日常茶飯事だ。もちろん、その暑さは人間ばかりではなく野生の動物たちにだって、容赦 続きを読む