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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


人間にとって「普通の暮し」が、いかに大切か


本来であれば、いまの時期、タイでは“水かけ祭り”が行われている時期であったらしい。そこで元々外国人の多い地域や観光客が集まりやすい地域では、いつもの年と同じように外国人たちが“水かけ祭り”を愉しんでいる。ところが感染症を防ぐため、本来“この祭り行事”は今年も「中止」されている。ただ言葉の解からない欧米人たちや観光客たちの行為を“強制的に排除する”ことも出来ず、警察も視て視ぬふりをしながら、取り締まっているのが“タイ観光地”の現状だ。一方、中国の上海では、いまも厳格なロックダウンが継続されている。ただ、それを行っているにもかかわらず、毎日の感染者数は“高止まり状態”が続いていて、市民からはあまりにも強引な“封鎖状態”に対し「解除すべきだ」との声が日増しに高まっている。実は、上海では既に“感染者用の隔離病棟”が満杯となっていて、新たな病棟を確保すべく、国有のマンションや小学校を一時的に「隔離病棟」として用いることが決まった。そのため、そのマンションに居住している住民たちを強制的に移住させ始めているのだ。ところがあまりにも急で強引すぎるので、排除側と住民側との間で激しい衝突が起きているのだ。別に上海では「戦争が起こっているわけではない」のに、実質的には“戦争の街”であるかのように、ひっそりと静まり返っていて、あまりにこういう生活が長く続くと、限界に達した市民の“暴動”が起こりかねない危険な状況に進みつつある。タイの“水かけ祭り”にしても、もう我慢の限界が来ている外国人たちが観光客たちを巻き込んで、“水かけ祭り”というより“水かけ遊び”を愉しんでいる感じであるし、上海の市民たちは強制的な“封鎖状態”が続いているのに“高止まり状態”が継続していて、その効果自体に疑問符が付き始めている。そして「普通の暮し」がいかに重要かを訴えている。人間にとって、いつもの日常が“幸福を得るため”にはいかに大切なことであるか、われわれに改めて教えてくれる。
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