昨年の“良い夫婦の日”に結婚されたタレントの壇蜜氏が、“新婚の年初の過ごし方”を問われ、1月5日時点で「まだ今年になって逢っていないんです」と答えたそうだ。元々この二人、仕事の関係で、すぐ一緒には暮らせないようで、夫である清野とおる氏の方が壇蜜氏の自宅に“逢いに行く形”の結婚生活らしい。俗にいう「通い婚」だが、昔は「別居婚」という言い方をした。そして昔多かったのは、夫側が“単身赴任”等で期間限定で海外などに出張するような場合だった。最近は必ずしも、そういうような事情ばかりではなく、互いの生活事情とか、仕事事情とか、経済事情とか、家族関係とかいろいろなものが背景として出て来て、結婚はしたいが“一緒には住めない”というケースも多くなってきているよう感じられる。そのせいか、壇蜜氏のように新婚の新年で1月5日で「まだ逢っていない」という返答も、さほど違和感なく受け入れられる世の中になった。おそらく、今後、こういう「夫婦の形」は増えていくことはあっても減ることはないのではないだろうか。特に日本の場合、家族関係が極めて“濃密な家族”と、逆に“希薄な家族”が双方とも増えて来て、完全に二派に分かれつつあるような傾向がみられる。“濃密な家族”にとっては、節目、節目の“大切な日”は一緒に過ごすのが当たり前で、離れているなど考えられない…ということになるし、その一方“希薄な家族”の方は、むしろ直接“顔を合わせない”ことの方が家族間が上手くいく…という法則のようなものが働きだしている。「通い婚」という形も、或る意味では互いに“都合の良い形”で、いったんこれが定着してしまうと、今度は一緒に暮らし出すタイミングがなかなかに難しい。新婚の場合、最初は「通い婚」でも一年以内くらいに一緒に暮らし出さないと、そのままずるずる「通い婚」が続いていく可能性が強い。「シェアハウス」がいつの間にか“おひとり様”の新しいライフスタイルの一つとして定着したように、「通い婚」というのも新しいライフスタイルの形として“市民権”を得ていくような気がする。
“世代”というものの違いは、時として意外な結果を引き起こす。世論調査で年代別に戸外におけるマスクの着用を「緩和すべき」か「緩和すべきでない」か調査した結果が面白い。20代では「緩和 続きを読む
加藤登紀子氏の歌で有名な「100万本のバラ」だが、実際にはとてもそんなに多くの花は抱えきれない。だいたい手に入れることすら難しい。それでも“バラの花束”というのは、何となく何十本も 続きを読む
2017年に渡米し、その後、何をしているのかよく解からない状態のまま、時々“ネット上に登場していた”綾部祐二氏が新たなチャンネルを立ち上げ、注目を集めている。渡米後の3~5年間は“ 続きを読む
私は幼い頃、雑誌の「付録」というものが大好きだった。なぜかあの頃、少年雑誌は“付録ブーム”で、それぞれの雑誌が多数の付録をつけていた。いまでは考えられないかもしれないが「21大付録 続きを読む
作詞家や作曲家は自分の死後も「作品」が形となって生き続けていく。そういう点で、素晴らしい仕事だと思う。映画や小説もそうだが、自分自身が“この世”から消えても、自分が心血を注いだ作品 続きを読む
ひとは“或る目的”のためには、その長い年月の労力をも惜しまない。毎日、毎日、地下に潜っていって、トンネルを掘り続ける作業も“偉業達成”のためには仕方がない。その地下18mまで降りた 続きを読む
ときどき報道番組などで“限界集落”と呼ばれるものがクローズアップされる。そういう時、一時的には誰もが関心を示すが、要するにそれで終わって、やがてその記憶も薄れていく……。そういう町 続きを読む
走行中の車が対向車線方向に向かってノロノロと動き出す。その車に向かって、一人の女性が叫びながら走り出す。明らかに何らかの異常事態が発生。女性は必死に叫びながら、車を押し止めようとし 続きを読む
エンゼルスの大谷翔平選手が日本人最速の100号ホームランを記録した。文字通り、日本でもアメリカ大リーグでも「二刀流として大活躍」である。前にも書いたことがあるが、私は彼がまだプロ野 続きを読む
ことわざの中には、すぐ納得がいくものもあるが、なかなか納得のいかないものもある。例えば「人を呪わば穴二つ」ということわざも、なかなか即座には同意しがたい。人は誰でも、理不尽な眼に逢 続きを読む