九州に暮らす実姉から電話があった。東京で暮らす弟が“がんで手術する”という。その話の過程で登別の兄も闘病中であることを知った。札幌の私は妻が闘病中であり、九州の姉も夫が年明けから入院中で、四人の兄弟それぞれが自分か配偶者かが“重い病を患っている”状態であることに気付いた。それぞれ齢を取って来た証拠ともいえるが、兄以外は60代で一般的には“病に伏す”ほどの年齢でもない。私の妻など40代である。こういう風に“家系・血縁”で病に伏す者が続くと、何かしらの“祟り”や“呪い”のようなものがあるのでは…と勘繰りたくもなる。けれども兄弟それぞれが離れて暮らすようになって、もう何十年にもなる。宗教や信仰もそれぞれ異なっているが、特別それで問題となったこともない。家系・血縁的な信仰が問題なら、もっと前の段階で生じているだろう。墓所が遠いのと信仰の違いから、墓参りは最近出来ないでいる兄弟が多いが、そういうケースは特別珍しくもない。結局、独身の弟の手術には兄貴の長女が立ち会うよう手配しているらしい。私はいつも思うのだが、兄弟というのは不思議なもので、幼少期には“常に一緒だった”ものが、青年期に入るとそれぞれが距離を置き、中年期には疎遠になってしまうケースも多い。特に暮らす地域が大きく離れている場合、“遠くの親戚より近くの他人”でどうしても疎遠になりがちである。ところが人間不思議なもので、高齢になって、あちこちに病が出て来るとか、身内が少なくなって、暮らし向きに変化が出て来ると、再び“兄弟の絆”が舞い戻って来る場合も多い。極端な場合、それまで“犬猿の仲”だった兄弟が、何故か幼子のよう手を取り合って一緒に生活し始めるケースさえある。親子の絆、兄弟の絆、先祖の絆…“運命の赤い糸”とは、必ずしも“男女の出逢い”だけを指すものではないのかもしれない。
30年ぶりに再ブレークしつつある女優……という形で取り上げられていたのが安達祐実氏だ。確かに30年前、子供ながら「同情するなら金をくれ‼」というセリフは俄然ブームを巻き起こし「流行 続きを読む
いま注目の参政党の党首・神谷宗幣氏が7月3日の街頭演説において「高齢の女性は子供が産めない」と発言したことに対して、一部の有名人たちが激しく嚙みついている。その代表は元宝塚女優の毬 続きを読む
なにやら物騒な予言が“独り歩きをしている”ようだ。漫画家のたつき諒氏による「2025年7月5日に大災害が起こる」という予言だ。都市伝説として、たつき諒氏には過去の東日本大震災の予言 続きを読む
熊本県天草市の本渡郵便局の配達員が、今年4月、配達すべき郵便物500個を“ごみ集積場”に破棄していて、それを集積場の近隣住民が気付き、郵便局に知らせて事件が発覚、問題の配達員が解雇 続きを読む
私などはどうしても昔の名前である「桂三枝」と言いたくなるのだが、もう6代目「桂文枝」を襲名して13年も経っている。それなのに、未だに「三枝」と言いたくなるのは、妙に、その名と本人の 続きを読む
愛知県豊田市で19歳の女性・東川千愛礼さんが、刃物で胸などを刺され玄関先で死亡しているのが発見された。その翌日、京都方面に逃亡していたとみられる元交際相手・安藤陸人(20歳)が殺害 続きを読む
最近、見知らぬというか、聴き慣れないというか、政党が次々と誕生している。時代の変化は、当然、政界にも及んでいて、昔からの“弱小政党”はだんだん忘れられつつある。そこで…というわけで 続きを読む
ペルーのワスカラン山で日本人登山家ふたりが遭難し、その一人である登山家で医師でもある稲田千秋氏(40歳)が亡くなった。もう一人の登山家・寺田紗規氏(35歳)の方は救助されたが衰弱し 続きを読む
いつの頃からか北海道の十勝・大樹町と言えば「宇宙のまち」という形が根付き始めた。この町には、他にも「砂金のまち」とか「ミニバレー発祥のまち」とか「清流日本一のまち」とかいうアピール 続きを読む
今から13年前「東京」と「ニューヨーク」では、ほとんど変わらなかったものがある。ドル換算による当時の“平均月収”だ。やや意外な気もするが、それまでの日本は、そんなに“薄給の国”では 続きを読む