今年は「おしどり夫婦」と呼ばれた人たちが次々と離婚している。昨日も、丸岡いずみ氏夫妻が離婚を公表した。篠原涼子夫妻も、鈴木保奈美夫妻も、小林麻耶夫妻も、八代亜紀夫妻も、福原愛夫妻も……数え上げるときりがない。それぞれが大変に仲が良く、その熱々ぶりに“うらやむ声”が多かった人たちだ。この「愛」の“出逢い”と“別れ”ほど、われわれに「運命」を感じさせるものはない。ここで「別れ」というと“生別”ばかりを思い浮かべるかもしれないが、“死別”だって“紛れもない別れ”に違いない。そう考えると、誰もが「別れ」を経験する、或いは“している”ことになる。結婚や恋愛の「別れ」を経験していない人でも、親・兄弟との「別れ」は、或いは親友との「別れ」は経験している。つまり“別れ”を経験せず、生きてきた人などいないのだ。そして、人はだれでも「別れ」を経験することで、ごく自然に「運命」というものを意識する。一般的にいうところの「先天的運命」や「宿命的運命」を信じていなくても、世の中には“どうすることも出来ない別れ”というものが存在していて、愛した人との別れは「身を引き裂かれるようにツライものなのだ」ということを理解する。森羅万象が常に流転していて、それを止めることも出来ず、押し戻すことも出来ないものであることを理解する。そして、大自然の営みに本能的な“畏敬の念”を抱く。そういう意味では、たくさんの運命的な「別れ」を経験すればするほど、大自然界の営みに対しても、一見、何気なく過ぎ去ってきた自分の過去も、特に「出逢い」と「別れ」に対しては、何かしら視えざる“別次元の力”が介在していたかのような幻想を抱く。「運命なんか存在しない」と言い切れるのは、もしかするとまだ“視えざる力”が介在した“愛の出逢い”や“愛の別れ”を経験していないからかもしれないのだ。「別れ」をたくさん経験してきた人は、あがらうことのできない“視えざる力”の存在を知っている。それは「理屈」や「努力」では、どうすることも出来ない。「出逢い」には「別れ」が“つきもの”であることを誰もが知っている。それでも、そこを避けて通ることは出来ない、本能的に“別れ”の不安を抱きながらも、人は“出逢い”の「扉」を開いていく。
今日から「紀州のドンファン」と呼ばれた野﨑幸助氏(享年77)の“覚せい剤中毒死事件”で逮捕された須藤早貴の裁判が始まる。2021年4月に逮捕されてから3年以上経過して、やっと開始さ 続きを読む
石川・丹羽・舟橋……と書いて、それを「石川達三・丹羽文雄・舟橋聖一」と当てられる人が居るなら、相当な文学通に違いない。いずれも昭和初期から中期にかけて活躍した作家たちだからだ。しか 続きを読む
ときどき「時代と運命」というものを考える。昔だったら“恥ずかしいこと”とか“イジメられそうなこと”とかが、いまや“個性”として受け入れてくれる多くの人たちがいる。時としては、それが 続きを読む
2024年上半期の「バー、キャバレー、ナイトクラブ」の倒産が、過去10年で最多の件数になっているという。「夜の街」が衰退し始めている…というのだ。実質的には“コロナ禍”の時からの現 続きを読む
わたしは子供の頃から「お化け」的なものが苦手だった。20代から30代にかけては、不思議と“そういうもの”に対してミステリーの一部として探求心が強まり、嫌ではなくなったが、どういうも 続きを読む
近年の中国における若い起業家や芸能人などを観ていて「欧米的になったな」と感じることが多い。中国でも韓国でも、ドラマなどでは“富裕層”を題材にしたものが多いが、そこに登場する近年の“ 続きを読む
奈良県の国道沿いにある「コメダ珈琲店」で5日の白昼に殺人事件が起きた。上空からの映像を見ても、店の敷地面積は広く、かなりの大型店である。最初は中年女性が首を刺されて救急搬送された… 続きを読む
近年、驚くほど多くの日本人サッカー選手が海外で活躍している。男女とも、そういう時代になった。ドイツの2部リーグで活躍していたMF田中碧氏が英国の2部リーグであるリーズからオファを受 続きを読む
世の中にはさまざまなことを“自称する人”が居る。自称しても、それが特別世の中に“危害をもたらす”ことでない限りは、なんとなく傍観されるか、無視されるだけで済む。ただ、その自称する人 続きを読む
どうもスッキリとしない「疑惑潔白会見」だ。総合格闘家の平本蓮氏が弁護士二人を同席して“薬物疑惑”を真っ向から否定した。そもそもの告発者が、身内側ともいうべき格闘家の赤沢幸典氏から出 続きを読む