よく“占いの的中”というと“派手な予言”が取り上げられる。けれども実際には、現実的で地味なアドバイスの方が有効な場合が多い。27日午後、日露首脳はクレムリンで3時間にも及ぶ会談を行った。安倍首相とプーチン大統領とがいかに“信頼し合っているか”を証明するような“長い会談”だ。一部で日露の“北方領土の共同開発”を危ぶむ声があったが、これで実現が確実になった。交渉事というのは、こういう風に何度も詰めながらじわじわと“本題”に入っていくのが一番なのだ。7月にも再度会談することが決定している。そして二人とも「相互理解と信頼」という言葉を強調した。私は年頭『クオリティ』という雑誌の中で、2017年に関して種々の予言を行った。その中で「日本とロシアの共同開発については大いに前進させた方が良いと出ています。両国とも経済的にはプラスとして働き、交流面でも期待が持てるでしょう。(中略)実際に足を運ぶことを積み重ねることにより、ロシア側の日本に対する見方も変わり、…元島民のためにきちんと墓を整備することや神社の建設など、日本人村のような形を構築させてもらえれば、良い方向に向かって進むと出ています」地味な予言だ。日米に対しても予言している。「トランプ大統領は“TPP不参加”を表明しているようですが、占いではTPPは十分に機能していく様子が見受けられます。そういった意味では日本がTPPに参加していく意味合いはあると思います」これも地味な予言だが、確かに、その方向で進んでいる。アメリカが不参加では“成立しない”とされていた時期の予言だ。ついでに、もう一つ「日ハムの大谷翔平選手が本来の実力を発揮できないかも…という不安が出ているからです。大谷選手は下半身、足の故障に十分注意する必要がある。(中略)17年シーズンの日ハムは大谷選手しだいでしょうね」まあ、日ハムの現在の状態というのは、こういう形で予言してあったのだ。それにしても、私はTVでも雑誌でも“大谷の足の故障”を予言した。そんなに「確信があったのか?」と訊かれると、ちょっと困る。つい口をついて出てしまった…というのが本当のところなのだから。
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