「占い」など信じていない人であっても「相性」については、その“存在性”を認めている場合が多い。実際、さまざまな場面で「相性」としか言いようのない“結果”に遭遇する。恋愛・結婚相手はもちろん、取引相手との関係でも、親子・兄弟の関係でも、仲間・同僚との関係でも、上司・部下の間でも、「相性」としか呼びようのない状態や結末はあまりに多い。その「相性」について「占い」など用いなくても、事前に察知する方法がある。「相性」が良い人達というのは、その“ファッション”と“飲食”と“音楽”の好みに共通性を持っている。つまり、これらの“趣味・嗜好”に共通性があれば、間違いなく仲良くなれるし、一緒にいて楽しく、互いに相乗効果があり、その付き合いには永続性が認められる。その髪型も含めてのファッションは“生活感覚の一致”で、同じことをしていても違和感を持たず、自然に協力し合う傾向になる。同じ“飲食物”を欲するのは“肉体感覚の一致”で、男女間では“性的相性”と深く関わっている。男女間以外では“行動面で一致”するので、仲間として一緒に仕事をしていくのに大変有効となる。“音楽的な趣味”が一致するのは“思想・感性の一致”で、生活していくうえでの対応や方向性に一致点があり、考え方に違和感を持たない。つまり、相手の日常を何気なく観察していれば、その人との相性が良いかどうか、占いに等頼らなくても、解ってしまうようにできているのだ。
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