来年の参院選にタレントの壇蜜氏が「自民党から出馬する」という報道が「東京スポーツ」に掲載されている。出処が「東京スポーツ」ということで、怪しむ人が多いかもしれないが、私は、その可能性は大いにある、と思っている。それは彼女の仕事の“択び方”が、最近、妙に“おかたく”なって来ているからだ。例えば、昨年から防衛相の「自衛官募集」のCMキャラクターを務めている。さらに、自ら、陸・海・空の各自衛隊に“体験入隊”しているのだ。これは“政治的思想”を少しでも抱かなければ、なかなか実行できないことで、かつて作家の三島由紀夫氏が“体験入隊”を行い、その後に市ヶ谷の自衛隊本部に乗り込んで“革命を促そうとした”事件があった。男性ならともかく、女性は通常、体験入隊など好まない。彼女が現首相である菅氏と同じく“秋田出身”であることも、その可能性を暗示する。地元出身の首相から“お願い”されて、断れるようなタイプではない。既に自民党本部には「壇蜜」の自衛隊ポスターが堂々と貼られている。最近は「JA全農秋田」や「JR九州」のCMキャラクターとしても起用されていて、“脱がない壇蜜”になっている。もし、出馬するとすれば、自民党本部の方で考えているのは「東京選挙区」か「比例の全国区」か、どちらかということになる。東京選挙区は、これまでの定数「5」から「6」へと“一枠”増えることになっていて、そこに登場させようというのだ。また比例区の場合には、全国的に知名度があり、女性からの支持も熱いところから、最高得票を期待できるという読みもある。ただ壇蜜氏は、元々が「ハダカ」でのし上がった人物で、そこに各種団体から“拒否反応”が出てくる可能性もある。それでも、私がその可能性を「あり」と視るのは、この人の人生の“歩み方”にある。タレントとして売り出す前にも、さまざまな職業に就いていて「新たなる世界」に対しての抵抗感がない。タレントになってからも、最初はグラドルだったのが、いつの間にか女優業もやり、バライティの司会をしたり、エッセイストの顔を持ったり、ナレーターもこなしたり、なかなかに器用でもあるのだ。しかも、自分の意見を“声高に主張”するのではなくて、こそっと耳打ちするような、そういう奥ゆかしさもある。もっとも、さまざまな遍歴を持っているということは、長続きしない可能性もある。それでも、虐げられてきた女性達の“声を拾う”役割としては、もっともふさわしいと言えるのではないだろうか。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む