60年ぶりにヨルダン川西岸のクムラン周辺で“死海文書の洞窟”が発見された。これまで11の“文書洞窟”が見つかっているので“12番目の洞窟”ということになる。この洞窟は、意図的に崩壊させた洞窟の奥に5~6メートル存在したもので、未開封の保存瓶や巻物が隠されていたらしい。“死海文書”は最初1947年に羊飼いの青年が、群れからはぐれた羊を追っていくうちに偶然発見した洞窟古文書で、現在まで850巻も見つかっている。古代ヘブライ語が主で、アラム語や古代ギリシャ語の文書もある。その内容は旧約聖書関連のものが多く、2000年前のユダヤ教、中でもクムラン教団による教義とか戒律とかを記した内容が多いとされている。けれども古代ヘブライ語なので解読できる部分が少なく、その多くは“未解読のまま”となっている。ユダヤ教からキリスト教は生まれているが、その成立前後の内容が含まれているので重要とされる。創設者イエスに洗礼を授けたとされるヨハネはクムラン教団に属していたとされ、イエスもその影響を受けていた可能性が強い。一説にクムラン教団は、仏教における“密教”と同じく“超能力集団”で、だからこそ不毛の地である死海周辺の洞窟内で禁欲生活を続けていた可能性もある。そう考えると、イエスが行ったとされる数々の奇跡も、日本で密教を身に付けた空海が行った数々の奇跡と“同様のもの”だった可能性が強くなるのだ。大体、発見されてから70年にもなるのに、その多くが未解明のままというのは何とも歯がゆい。羊飼いが偶然に発見したとされているが、“見えざる手”が導いたに違いない。今、偶然にもこの文書を偶然読んでいる日本の若き研究者が、古代ヘブライ語をマスターして、ぜひ全容を解き明かしてほしいものだ。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む