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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


多指症は「幸運の女神」か「忌み嫌う魔女」か


インドにはいろいろな人がいる。この女児もそういう一人かも知れない。インド北西部の街で9月17日に生まれた26本の手足の指を持つ女児だ。通常、われわれの指は手足合わせて20本だ。それは手指が5本ずつ、足指が5本ずつで生れて来ているからだ。ところが稀に手の指や足の指が5本より多く“産れて来る”子供たちがいる。医学的には「多指症」と呼ばれ、健康上は問題ないのだが、見た目的には問題があるので、通常、生後1年~6年の間に手術によって“五本指”に変える。ただ単に余分な指を抜き取るのではなく、他の指とのバランスを調整しながら正す手術となるらしい。1歳~6歳の間であれば、適応性があって、本来のカタチに成長していくのだという。多指症の出現率は大体1000人にひとりくらいというから、予想よりも多く出生しているようだ。それでも、健康上で特別問題がないことと、適正な時期に手術をすれば、通常のように変わっていくことで、認知度としてはやや乏しいのかもしれない。26本の指を持つ女児の場合、手指の方が左右とも7本ずつ、足指の方が左右とも6本ずつで合計26本となる。或る意味ではバランスよく“多めに附いていた”ということかもしれない。そして、この女児の場合には周囲からヒンドゥー教のドゥルガ・デヴィ女神の“生れ変り”として生まれたものだと信じられている。したがって、すぐに手術という方法は取らないようだ。伝承では女神の生れ変りが出生した場合、その家に幸運がもたらされると言われていて、それゆえ人一倍大切に育てられる。もっとも以前に話題となったインド人女性は指の総数は32本であるが、こちらは何故か「不幸をもたらす魔女の生れ変り」と捉えられ「家から出るな」と言われ63年間を過ごしてきたという。同じ多指症であるのに、その扱いは180度異なる。古くからの伝承が引き継がれて来ているインドは、その種の“言い伝え”が多い。今後、数十年間の間に世界一のIT王国に変わっていくのではないかともいわれるインドだが、まだまだ謎がいっぱいの国として“切り替えきれない”側面があるようだ。
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