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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


大丈夫か、私の占星学書「予定より遅れる」⁉


今から28年前、私は初めての占星学書『占星学秘密教本』(魔女の家ブックス刊)を執筆した。厳密に言うと、この本は二冊目で、この本の一年ほど前に『占星学独習キッド』という本を出している。もっとも、この本の著者名として記されているのは「編著・青木良仁」氏で、実は6名の執筆陣による共著書であったからだ。その時、私は「第4章 職業と仕事運の見方……波木星龍」という形で書いている。6名で書いたものなので、実質的には“私の本”とは言えない。ところが、この執筆に加わったことで、この出版社のオーナーであった木星王氏から“単独著者としての執筆依頼”を受けた。それが『占星学秘密教本』だった。本のタイトルを指定しての依頼であったが、その中身は自由であった。若かった私は、自分の持っている占星学の知識や経験のすべてをこれに注ぎ込んだ。さいわい、この本はロングセラーとなった。絶版となったことで古書としての価値が高まり、ときに研究者間で何万円もの高価で取引されていたりする。もっとも、古書はすべてそうだが、いくら高くなっても著者には一銭の還元もない。だから、そういう意味では高くならない方が良い。高くなるくらいなら、新しい占星学書を書けば良い。ということで、昨年から今年にかけ『「結婚」占星学の奥義』という本の執筆にとりかかった。「奥義」とはなっているが、実際には入門書から“少しだけ進んだ内容”といった程度で、難しいことは書かれていない。極力、実例を多くし、誰が読んでもナルホドと頷けるような内容にしたかった。とかく巷にあふれている占星学の本は、誰が読んでも納得できるような内容にはなっていない。一部のマニアックな人たちには理解できても、要するにそれだけであって“実占にすぐ応用できる”ような知識や技術として書かれているような本は見当たらない。海外の研究をそのまま掲載している本や、理論倒れの本などあって、今ひとつ研究者たちを納得させてくれるような内容にはなっていない。どの占いでもそうだが、難しく書けば良いというものではない。また日本人仕様としては“明らかに不向きな”法則を書き並べているものもある。わたしは今回「結婚」というものをテーマに書いたのだが、その中にはわたし自身の過去などについても赤裸々に描いた。ただ単に“好き・嫌い”だけで結婚が成り立ってはいない以上、さまざまなケースが占星学の研究者には問われている。出版社の方では8月出版予定として広告カタログにも記されたが、どうも編集部でホロスコープの制作に手間取り“時期がずれ込む”と報告があった。2~3か月程度の遅れで止まってくれれば、11月から12月の占いの本が“数多く並ぶ時期”の書店書棚に間に合うようなら良いのだが……⁉
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