人は時々“何もしていないように”見える時がある。一応、日常生活はそれなりに送っていて、仕事なども最低限の義務は果たしているのだが、本来であれば“もっといろいろ行っている”はずの時間を“ぼうっとして”何もしていないかのように過ごす日々がある。或いは、意識的に日常から遁れるかのように“遊びほうけている”日々がある。客観的にみれば、その人らしくなくて“失われた”時間を過ごしているかのような日々だ。そういう時に、無理に“本来の姿”に戻そうとするとたいていは失敗する。戻そうとすることが失敗なのではなく、“無理に”が失敗の原因なのだ。つまり、そういう時には無理に戻そうとせず、とりあえず“見守っておく”のが正しい対処の仕方である。人はさまざまなことが原因で“やる気”を失ったり、“意欲”を失ったりするものだ。或いは“目標”を見失ったり、“心の支え”が奪われたりすることもある。その“喪失期間”は人によって異なり、“数か月”で本来の姿に戻ってくることもあれば、“数年”経っても戻らないこともある。「心の傷」がそうさせる場合もあれば「衝撃的な出来事」がそうさせる場合もある。多くの人は知らないが“心の傷”と“身体の傷”はほとんど同様で、或る一定の期間は“傷跡”を残す。誰もが知っているように、身体の傷跡は時間の経過とともに徐々に薄れていく。完全に“消えてしまう”ことは少ないが、パッと見では解らないほど“薄れる”ケースは少なくない。それと全く同じように、心の傷跡も時間の経過で徐々に薄れていく。心の傷だから、時間など関係ないかのように思うのは大間違いだ。そして“大きな傷”は「トラウマ」として生涯残る。薄れてはいくが、完全に無くなることはないのだ。けれども、それら“失われた”ように見える時間が、実は人生の後半に活きてくる。必ず“活きて”来るのだ。これこそまさに「運命の神秘」としか言いようがない。
単身者や核家族が多くなったことで、ペットを飼う人たちが増えている。犬や猫だけでなく、近年は“さまざまな生き物”をペットとしている例が多い。彼らのほとんどは、そのペットを「家族」とし 続きを読む
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
歴史というのは、時として“逆戻り現象”を生み出す。日本は昭和初期(1920年代後半)の頃、結婚の7割以上が“お見合い”によるものであった。それが徐々に“恋愛結婚”が増えていって19 続きを読む
昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなら 続きを読む
作家の伊集院静氏が亡くなった。わたしがこの人に注目したのは、彼がまだ作家デビューしたての頃、たまたまその履歴に作詞家としてのペンネームがあり、その名の方で想い出す作品があり「おもし 続きを読む
きのう夕方、横浜に新しく出来た2万人収容できる大型ライブ会場で殺傷事件が起きた。ライブを視に来ていた40代女性が帰り際の通路付近で何者かに刺されたのだ。最初は気付かなかったというく 続きを読む
一時期、タレントの渡辺満里奈氏は“癒し系バラドル”のような存在で多くの男性たちから人気があった。それだけに“ネプチューン”の名倉潤氏との結婚は意外な組み合わせのような気がしたものだ 続きを読む
われわれはどうも誤解しているようだ。北朝鮮が“貧しく遅れた国”だという風に……。そう、誤解なのだ。もう北朝鮮は貧しくもないし、遅れてもいない。確かに、そういう部分も昔はあった。だが 続きを読む
東京港区に日本一の高さを誇るビルが24日に誕生するという。330メートルの高さに達する「麻布台ヒルズ」で、現在の日本一である大阪の「あべのハルカス」(300m)や神奈川の「横浜ラン 続きを読む