「BMI」という指数があるそうだ。「太りすぎ」を調査する指数である。しかも全世界186カ国の約2000万人成人を対象とし、700人以上の研究者が持ち寄った合計数としての調査結果である。それによると、この40年間に「BMI」は急激に増加し、このままいくと2025年までには成人男性の18%、成人女性の21%が「肥満」になってしまうのだという。つまり、5人に1人が「太りすぎ」の地球人になる。100年後にはいったいどうなるのだろう。やせすぎの宇宙人から見たら「地球人はブタばかり」に見えてしまう。いや、そんなことはどうでも良いが、今現在でも「低体重」の比率よりも「過体重」の比率の方が上回っていることに注目せざるを得ない。われわれはどうしても世界全体で考えると、栄養が十分でなく「やせ細っている人達」がたくさんいる連想をしがちだが、そうではなかったのだ。実数でいえば成人の6億4000万人以上が太りすぎなのだ。実は高所得の国の中では、日本はこの「BMI」がもっとも低く、すぐ連想できるようにアメリカの「BMI」がもっとも高い。そう考えると「和食」「日本料理」というのは“世界最高のおもてなし”なのかもしれない。
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