古くからの会社が継続していることで知られる“生命保険”業界。会社そのものの業態についはよく知らなくても、その社名だけは“知っている”という企業が多い。そういう企業名の一つであった「三井生命」が、今年4月1日から「大樹生命」へと社名を変えていたらしい。2015年「日本生命」の傘下に入った段階で、1927年から使用していた「三井生命」の名は“変更”を余儀なくされていた。そこで“保険プランの名称”として用いていた「大樹生命」を、そのまま企業名として用いることにしたようだ。この「大樹生命」という名称は運命学的な観点から言って大変に良い。まず、その社名が一般に与えるイメージ。これが大変に良い。いかにも「生命」を扱う会社として“相応しいイメージ”の社名だからだ。イメージだけで言えば、これに並ぶものとしては「太陽生命」と「朝日生命」以外にはない。これらも“生命力”をイメージさせる社名だ。ただ“生命保険”というものの性質を考えると、自分自身の生命を支えるだけでなく、遺された家族の“生活を支える”とか“余生を潤わせる”という意味合いが強い。そういう意味で言うと“太陽”より“樹木”の方が、より好感度が高い。しかも、姓名学的な画数も良いのだ。「三井生命」は20画だが「大樹生命」は32画だ。ちなみに「日本生命」は22画、「太陽生命」は29画、「朝日生命」は29画、「住友生命」24画、「大同生命」22画、「第一生命」25画、「明治安田生命」40画、「富国生命」33画、「ライフネット生命」27画、「アクサ生命」20画、「かんぽ生命」24画、「ソニー生命」18画、「オリックス生命」25画……ということで、良い画数のところは意外に少ない。生命保険会社の正式名称は、例えば「大樹生命保険株式会社」で厳密に言えば「保険会社」が不足している。けれども、企業名というのはどの業種でももそうなのだが、社会的に広く“認知されている社名”を実質的な社名として扱う。だから、企業名で通常用いられる「……株式会社」の“株式会社”の画数を加える必要はない。それと企業名というのは、その業種に“見合っている”ことが重要で、現代のIT企業であれば横文字の名称で良いのだが、生命保険業のような永年続けて来た業種はあまり“特殊な名称”や“横文字だけの企業名”を用いない方が良い。海外との取引が多い企業などは、逆に“古典的な名称”のみを使い続けるのは感心しない。そういう場合、海外展開用と国内用と“綴り的に二つの名称”を併用すれば良い。「大樹生命」に生まれ変わった社員の方達は、これまでの顧客に縋りつくことなく営業をかけていくのが成功する秘訣なのだ。
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