世の中、何でも“平等”にすれば良いというものではない。また一つ“男女間の違い”が無くなりそうである。今国会で成人年齢を現行の20歳から18歳に引き下げる改正案が出されるのだが、それに合わせて結婚可能年齢も“男女とも18歳”で統一されるそうだ。もちろん、これまでは女性のみ“16歳”から結婚が可能だった。昭和40年代『幼な妻』という小説があって大ヒットした。その「幼な妻」が、2021年からは消えてしまうらしい。なんとなく“残念”に感じるのは私だけなのであろうか。調査機関によれば、2015年に18歳以下で結婚した女性は全国で1232人もいるらしい。そんなにも“いる”ということが私には驚きだった。もしかすると中学卒業を待って結婚し、実質、高校から戻って以後が妻の役割で、朝は夫より一足早く家を出る「幼な妻」がいるのかもしれない。大学生と高校生の新婚さんの場合は、二人とも夜は“同じ店”でアルバイトをし、働き終えて自宅に戻る日常かもしれない。中には夫が社会人で、昼間ひとりになった「幼な妻」が愛するペットと戯れている場合もあるだろう。想像すると、さまざまなパターンがありそうだ。それはそれで或る種の“日本的情緒”のようなものを感じてしまうのだが、時代は徐々に“画一的な暮らし”を促す方向へと向かいつつあるようだ。私は初婚の時、元妻がまだ19歳の時に半同棲となったが、先方の両親から結婚を反対されることが予測できたので、20歳を過ぎてから「結婚させていただきます」という言い方で、親に有無を言わせなかった。父親は「逢わない」と言ってきたが、その父親の帰ってくる前の夕方に実家を訪れ、先方の母親と三人で父親を待った。既に上がり込んでいた私と、その日、父親は最後まで口をきこうとしなかった。けれども、いざ、結婚式の当日は、一番張り切っていたのは父親の方だった。日本にあった“様々な風情”が一つ、一つ、剥がれ落ちていく。
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歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む