日本が世界に先駆けて行うことは滅多にない。ましてや“官民連帯”して行うようなことは滅多にない。仮に行おうとしても、必ず横やりが入る。ところが、これに関してはスムーズに進みそうな予感がある。19日、経済産業省が打ち出した「空飛ぶ車」の実用化に向けた技術開発や法整備である。つまり本気で「空飛ぶ車」を、世界に先駆けて開発・実用化を行い、未来産業の中核に育てていこうという興味深いプロジェクトなのだ。しかも、2020年代中に実用化させようとしているところに、その“本気度”が窺われる。実は、今「世界に先駆けて…」と書いたが厳密に言うと、正しくはない。もうすでに実用化し、販売しているメーカーがオランドに存在しているからだ。ただ今のところ1台4000万円からで、価格的にも少し“お高い”し、そのデザインや性能も“ヘリコプター型”で、何となく改良の余地がありそうな段階にある。大きさ的にも幅を取るので日本の一般道を走れる大きさではない気がする。大体、現在までのところ「空飛ぶ車」は“ヘリコプター型”と、“パラシュート型”と、“パラグライダー型”が多いようで、これらはいずれもSFなどの「空飛ぶ車」のイメージではない。日本の場合、幸いというべきか“世界的自動車メーカー”が揃っている。これらが競い合うことで、もう少しコンパクトで性能が良く、価格的にも抑えられる「空飛ぶ車」を誕生させられるのではないだろうか。日本の場合、これまでの経緯を見る限り“宇宙産業”などは成功しそうにない。金をかけるだけ無駄なのである。「空飛ぶ車」なら、世界をリードしていく可能性はある。そうすれば、30年後にも日本車は世界から求められる車として日本の経済をけん引していくことが可能になるだろう。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む