最近は何でも「平成最後の…」という触れ込みが付く、確かにその通りだが、こういうものにまで使うのかと首をひねるケースが多い。そういう中で、文字通り「平成最後の新橋芸者」としてお披露目デビューしたのが“小夏さん(23歳)”だ。現役芸者・小喜美さんに火打ち石を打ってもらい置き屋「菊森川」を出発。おひいきどころの料亭など挨拶に回る。小夏さんが髪に挿したべっ甲性のかんざしは、小喜美さんが50年前デビュー時に使った思い入れある品。それだけ減を担ぐ世界が花柳界だ。と書いて来て、実は私自身は“このような世界”にはトンと“縁”がない。ただ興味はある。実は「新橋」というのは、東京の花柳界の中で「芸の新橋」と呼ばれ、もっとも格式が高いらしい。東京には、新橋、赤坂、神楽坂、芳町、向島、浅草の“六花街”があり、京都には、祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の“五花街”があるのだそうだ。昭和50年ごろには新橋の芸者だけで250名もいたらしい。それが現在では50名余りに減った。アイドル志願の女性は多いが、しつけの厳しい芸者志願の女性は稀らしい。本来は格式が高く、一般人は“覗く”ことを許されない「新橋芸者」の世界だが、昔から「東をどり」と呼ばれる舞台だけは一般公開していて、昭和初期には「まり千代」という大スターを生んだ。連日、その姿を一目見たいと押すな押すなで大変だったらしい。現在も年に2回「東をどり」は行われている。昔から、日本を象徴するものとして海外に知れ渡った「歌舞伎」「相撲」そして「芸者」に「侍」だ。まあ「侍」を求められても困るが、それ以外のものは今に伝わり、伝統的に継承されている。私は、以前から“日本独自の占い”も何とか継承したいと思っているが、実際にはなかなか難しい。そういう意味でも、平成最後の新橋芸者・小夏さんにはぜひ頑張って、アラビアの石油王を虜にしてほしい。
ときどき地震学者というのは、何のためにいるのだろう…と思うことがある。政府が調査を依頼した「地震調査委員会」が一連の能登半島の地震活動に関しての結果報告を行ったが、すべてがあいまい 続きを読む
わたしは以前から、人間をすべて“平等”に扱おうとすること自体に対して疑問を持っている。近年はコンプライアンスの浸透から「平等でなければならない」という考えがはびこっているが、ほんと 続きを読む
北イタリアの田舎町にその大学はある。年間の授業料が250万円という大学だが、世界各国から優秀な学生たちが集まってくる。正式名称は面倒なので省くが「食科学大学」という3年制の大学だ。 続きを読む
不思議なことというのが、世の中にはよくある。その一つに「運気の共通性」というものがある。もっとも、これは私だけが言っていることで、他の誰かが言っていた言葉ではない。けれども、敏感な 続きを読む
大変に興味深い映画の全国上映が決った。正直言って、この映画は興味深いが、あまり“おすすめ”は出来ない。まあ、今の時代に“何となく”鬱積したものを感じている人には“おすすめ”と言える 続きを読む
アフリカ中央部に位置する「コンゴ」という国は、われわれにとってはあまりなじみ深い国ではない。したがって、どうしても“遠い国の出来事”と考えがちだ。ただ昔、流行(⁉)したエイズなども 続きを読む
わたしは「運命」というものを扱う仕事をしている関係から、どうしても人生的に“波乱の多い人”や“人生遍歴の激しい人”に眼が行きがちなところがある。そういう点から言って、この人は“良い 続きを読む
韓国の尹大統領は3日、TV演説を行い「非常戒厳」を発動した。戦争の時などを想定している“大統領権限”だが、すべての政治活動が禁止され、メディアなども統制を受ける事態となる予定で、突 続きを読む
人の言葉には「幸運」を呼び込む力を持っている言葉と「悪運」を呼び込む力を持っている言葉とがある。特に、不運なことが重なって、落ち込みそうなとき、自らに“言い聞かせる”かのような前向 続きを読む
こういうことを書いて良いかどうか、ちょっと迷った。だが、彼の言うことをまともに受け止めてしまう方がおられるかもしれないので、書いておくことにした。経済評論家で、このところ矢継ぎ早に 続きを読む