2015年の6月、“死体遺棄の共謀容疑”として逮捕された一人の女性がいる。本人は“死体とは知らなかった”として無罪を主張したが、結局、認められなかった。その再申請求が弁護側から出されている。元々、白百合女子大を出て“お嬢様”として育っている彼女が、前の交際相手に何も知らされず“死体遺棄”を手伝わされたのか、それとも、感じてはいても“断れない事情があった”のか、中々微妙な事件なのだ。いずれにしろ“ブルーシートに包まれた死体”を一緒に引きずる役目を担ったことは間違いない。そういう意味では、元交際相手は、最後まで“不運を引き摺らせた相手”なのだ。証言女性によると、彼女はその中身を“虎の死骸”と相手に教えられ、そのまま信じていたらしい。もっとも、それを聞いた証言者は“信じられない話”と当時から思っていたらしい。ただ世間知らずのお嬢様が、相手の言うことをそのまま“鵜呑み”にしてしまうケースはしばしばあり、必ずしも、彼女が意図的に嘘をついていた証言にはならない。実は彼女には、新しい婚約者がいて、既に実家に戻り“結婚待ち”の状態の中で逮捕された。もし、彼女が、意図的に嘘をついていた場合、その婚約者に、元の交際相手とのことを“知られるのが嫌”で、そのために薄々感づいてはいたが“死体遺棄を手伝った”可能性もないとは言えない。その一方、まったくの“お人好し”で元の交際相手から頼まれ何も考えずに“動物の死体”と信じて遺棄した可能性もある。いずれにしても、幸福な結婚をするはずだった彼女の人生は、良くない相手と付き合った過去が災いして、殺人遺棄の容疑者という“汚名”を背負って生きていくことになる。例え、再申請求が認められ、仮に“無罪”を勝ち取ったとしても、彼女を見る“白い眼”は決して消えない。
彼がTVに出始めた頃、わたしは彼の発言に対し「それはないだろう」と思うことが多かった。それに、どこか人間としての“冷たさ”を持っているようで、その部分も私には好きになれなかった。た 続きを読む
たまたま2人の人物の新刊書と、それにまつわる自伝的なインタビュー記事を目にした。その一人は元将棋棋士の桐谷広人氏であり、もう一人は元プロレスラーの赤井沙希氏である。元棋士7段であっ 続きを読む
「北朝鮮」という国は、ほんとうに解からない。11月29日は北朝鮮で航空隊が創設された記念日「航空節」だが、それに合わせて金正恩氏と“その娘=ジュエ”氏とが空軍司令部を訪れたと報道さ 続きを読む
通常、政治家が“新党”を結成すれば、なんとなく一時的ではあっても“新鮮な雰囲気”が漂うものだ。ところが、今回の新党結成の記者会見は、そういう“新鮮さ”というものがまったく感じられな 続きを読む
単身者や核家族が多くなったことで、ペットを飼う人たちが増えている。犬や猫だけでなく、近年は“さまざまな生き物”をペットとしている例が多い。彼らのほとんどは、そのペットを「家族」とし 続きを読む
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
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